すべてを任せるのではなく、AIと自分のアイデア出し合戦を楽しむ時代に

本コラムでは、さまざまな領域の方にAIの活用について聞いていきます。対談の3回目はヘーベルハウス、トヨタ自動車「こども店長」、ENEOS「エネゴリくん」などのクリエイティブディレクター・コピーライターとして知られる石川英嗣さんにインタビューしました。
 
聞き手:石川隆一(電通デジタル)
写真 人物 集合 石川英嗣氏(左)と石川隆一氏(右)

石川英嗣氏(左)と石川隆一氏(右)

広告制作のプロセスにおいて、AIをどこでどう使うか

石川隆一(以下 隆一)

:今日はクリエイターとして大先輩であり、僕の父であるコピーライターの石川英嗣に来てもらいました。

石川英嗣(以下 英嗣)

:親子ではあるのですが、普段からほぼ仕事の話しかしておらず…今日もその延長線のような感じかな、と。

隆一

:せっかくなので、今日の対談にタイトルをつけるとどうなるのか、Chat GPTに書いてもらったものを持ってきました。

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英嗣

:いや、ChatGPTはかなり大それたことを言っているな…。

隆一

:こういうつくり方も含めて、今日はいろいろと話ができたらいいなと思っています。ちなみにAIについて、どんな印象を持っていますか。

英嗣

:最近、AIでコピーを書くという話を聞きますが、僕は基本的に否定する気持ちはないんです。時代に抗っても仕方がないというか(笑)。自分の身近に生成AIというものがあって、それがコピーをつくる上で役立ちそうだということであれば、それを活用するのはごく自然な流れじゃないかなと思っています。個人的には興味があるけれど、自分自身がコピーを書く際にそのニーズはいまのところ感じていません。

隆一

:今年の宣伝会議賞にAIでつくったコピーを応募したチームがいるのですが、そのコピーを見たCDは「結構いいかもしれない」と言っていました。残念ながら、入賞はしなかったけれど。

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石川隆一
石川隆一

2018年電通デジタルに中途入社。音楽大学卒業後、レコード会社勤務を経て、AIエンジニア/プランナーとして入社。データ分析、画像処理、自然言語処理などにおけるAIのクリエイティブ応用を研究している。日本に200人しかいないkaggle Masterの一人。

石川隆一

2018年電通デジタルに中途入社。音楽大学卒業後、レコード会社勤務を経て、AIエンジニア/プランナーとして入社。データ分析、画像処理、自然言語処理などにおけるAIのクリエイティブ応用を研究している。日本に200人しかいないkaggle Masterの一人。

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