ここのところエージェントについての話題が尽きません。OpenAIはResponses APIとAgents SDK、AnthropicはMCP、GoogleはAgent Development KitとAgent Engine UIなど、各社がエージェント開発のためのツールを提供し始めています。
We’re launching new tools to help developers build reliable and powerful AI agents. 烙
Timestamps:
01:54 Web search
02:41 File search
03:22 Computer use
04:07 Responses API
10:17 Agents SDK pic.twitter.com/vY514tdmDz— OpenAI Developers (@OpenAIDevs) March 11, 2025
これらのツールは、これまでのステートレスなLLMアプリケーションから、より高度な状態と自律的な判断力を持ったエージェントを構築できるようにすることを目指しています。
と、通り一遍の紹介から始めてみましたが、「エージェント」という言葉は今日非常に多義的であり、文脈によって意味が大きく変わります。前回エージェントという言葉が流行ったのは2023年だったのですが、少し間を置いての再登場です。
当時のエージェントと今日のエージェントでは何が変わったのでしょうか。言葉の多義性の理由は、こうした短期間での変遷と共に、エージェントという言葉がバズワード化していることにあります。今回はエージェントという言葉の定義を振り返りながら、ここ数年でのエージェントという言葉の変遷と、現在のAI文脈におけるエージェントの位置づけを整理してみたいと思います。