なぜ開店前から行列に? コスオタが「推し色と出会える」rom&nd PINK OFFICEの裏側

大人気韓国コスメブランド「rom&nd」が、期間限定の旗艦店を東京・原宿にオープン。緻密な体験設計とリピートを促す販促施策を組み合わせ、“コスメオタク”の心を掴み、オープン初日から大きな話題を呼んだ。
※本記事は月刊『販促会議』2025年10月号の転載記事です
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ティントリップブームの火付け役となった韓国コスメブランド。「rom&nd」が、期間限定の旗艦店を原宿にオープン。韓国・ソンスで話題を呼んだ本店のムードはそのままに、“コスメオタクのための遊び場”を日本で再現。ユーザーが多彩な体験を通じて、自分だけの“色”と出会える場として設計した。

写真 店舗・施設

店内でまず目に入るのは、リップが壁一面に並ぶウォールゾーン。ブランドの多彩なカラースペクトラムを視覚的に表現した。韓国のムードに“和のエッセンス”を加えた内装も特徴。

店内には、リップ製品が色別に並べられたグラデーションのウォールや、280種類以上の商品を自由に試せるリップゾーンを設置。その中でも、特に注目を集めたのが無料のパーソナルカラー診断だ。

来場者は専用の機械で分析を受けることで、12タイプの中から自身のパーソナルカラーを知ることができる。診断結果に基づいて推奨商品が提示されるため、豊富なラインアップの中から迷うことなく自分に合った製品を選べるという仕組みだ。

写真 店舗・施設

専用機械で顔を読み取り、約10秒で12タイプのパーソナルカラーを診断。結果に基づいたおすすめ製品が提示される。診断カードも数量限定で持ち帰ることができ、来場者に好評を博した。ショップ中央のリップゾーンは、イエベ・ブルべ別に商品を陳列。

また、日本初上陸コスメの先行発売や限定アイテムの展開で来店動機を創出。購入特典の内容を毎月変更することで、リピーターの再来店を促した。手頃な価格帯も魅力となり、中高生などの若年層も親子連れで多く来場。開店前から整理券を求める行列ができるほどの盛況ぶりを見せた。

iFamilySC日本事業チームのマーケティング担当者は、「単なる販売ではなく、rom&ndの世界観や美的感性を立体的に体験できる場を目指しました。今後も、個性を大切にしたクリエイティブなブランド体験を提供していきます」と語る。

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3000円以上の購入特典として、非売品のミニティントを用意。普段使いしやすいカラーに加え、グリーンやブラックなどユニークなカラーも揃え、コレクター心をくすぐる仕掛けを施した

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rom&nd PINK OFFICE

所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目
アンノン原宿(UNKNOWN HARAJUKU)
実施期間:2025年5月20日~7月31日

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