カルビーは9月26日、同社初の『Human Capital Report』を発行した。同社は、「全員活躍」を企業成長の基盤と位置づける。そこで、人財と組織が持つ強さや変化を具体的に示すとともに、従業員が企業全体の方向性を理解し、共通の目標に向かって進むための指針を同レポートで示している。
対話を深めるきっかけづくりも
レポートの主な内容は以下の通り。
・カルビー流「全員活躍」の実現:「全員活躍=多様な人財がそれぞれの強みを活かし、組織や社会に貢献するとともに、自身の成長を通して幸せと誇りを感じる」の実現に向けたカルビーの人財ビジョンを紹介。
・独自指標「全員活躍指数(人的資本インデックス)」の策定:国内コア事業を支える「α人財」と、海外や新規事業を切り開く「β人財」の活躍を数値化し、相互信頼による相乗効果を評価する指標を開発した。この指標を通じて、人的資本経営の進展を定量的に評価。
・人的資本を通した価値創造ストーリー:2030年に目指す「Next Calbee&Beyond」の経営戦略と人財戦略が連動し、価値を創出するための課題と施策方針およびそれに根ざした具体的な取り組みを詳述。
・独自指標「全員活躍指数(人的資本インデックス)」の策定:国内コア事業を支える「α人財」と、海外や新規事業を切り開く「β人財」の活躍を数値化し、相互信頼による相乗効果を評価する指標を開発した。この指標を通じて、人的資本経営の進展を定量的に評価。
・人的資本を通した価値創造ストーリー:2030年に目指す「Next Calbee&Beyond」の経営戦略と人財戦略が連動し、価値を創出するための課題と施策方針およびそれに根ざした具体的な取り組みを詳述。
レポートの目的については「株主をはじめとするステークホルダーの皆様にカルビーの人的資本の強さを伝えるとともに、会社と従業員、そして従業員同士の対話を深め、人的資本への関心を高めるきっかけとなることを目指しています」としている。
「全員活躍」が中核
同社は人財戦略の中核に「全員活躍」を据える。これは「多様な人財が強みを活かし、組織・社会への貢献と自身の成長を通して、幸せと誇りを感じる」ことだとする。
「全員活躍」の説明
その達成状況を数値化するために開発した指標が、独自の「人的資本インデックス」だ。
「人的資本インデックス」は、国内コア事業を中心とした活躍を想定する「α人財(地道な努力、工夫・改善を重ね、未来に引き継いでいく人財)」と、海外・新規事業を中心とする「β人財(既存の枠にとらわれず、未来を切り拓いていく人財)」の「活躍実感スコア」を合算し、両者の相互のリスペクトによる相乗効果を示す「相互信頼スコア」を掛け合わせて算出する。

