リガク・ホールディングス、初の統合報告書で「真の姿」伝える

X線分析装置を手がけるリガク・ホールディングスは同社初の統合報告書である「リガクグループ統合報告書2025」を発行した。2024年10月に東京証券取引所プライム市場に上場した同社は、上場を「新たな成長ステージの出発点」と捉え、事業領域を広げて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指す。統合報告書は「リガクグループの資本活用、技術の追求、事業活動、そしてグローバルな成長戦略をステークホルダーの皆さまにお伝えするために制作」したという。

冒頭で技術紹介も

X線分析に要する基礎技術や要素部品の独自開発などをしている同グループ。統合報告書の編集方針には、「皆様へリガクグループの真の姿をお伝えすること――卓越したX線要素技術をはじめ、それを支える企業文化や価値観、未来への明確なビジョンなどを理解していただくことを目的に発行しています」と掲げている。

報告書の冒頭、「リガクが拓く、未来」として、同グループの技術紹介をしているのが特徴的だ。例えば、「半導体の進化を支え、AIや自動運転の発展に貢献」として、X線回折(XRD)という分析手法を紹介するなどしている。

続いて、代表取締役社長 CEOの川上潤氏のメッセージを掲載。グループの強みや成長戦略の説明や、「組織の潜在力を引き出すことがリーダーとしての役割」とのコメントなどを寄せている。

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