今年注目を集めた宣伝会議の書籍とは?本記事では、2025年1月〜12月のAmazon売上データをもとに、話題の一冊からロングセラーまで「宣伝会議 2025年 書籍ランキング ベスト10」を発表します。年末年始の読書にぜひお役立てください。
宣伝会議 2025年Amazon ランキングベスト10
(2025年1月1日〜12月22日まで 宣伝会議調べ)
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※「NEW!」がついた書籍はランキング初登場
- 『君は戦略を立てることができるか 視点と考え方を実感する4時間』(音部大輔著、2024.12.19 発売)
- 『美しいブランドのつくりかた 400件の実績から編み出した「シバジム」式コンセプトの作法』(柴田陽子事務所著、2025.10.1発売)NEW!
- 『SBNRエコノミー「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット』(博報堂ストラテジックプラニング局、SIGNING著、2025.3.21発売)
- 『なぜ「戦略」で差がつくのか。戦略思考でマーケティングは強くなる』(音部大輔著、2017.3.10 発売)
- 『The Art of Marketing マーケティングの技法 パーセプションフロー・モデル全解説』(音部大輔著、2021.12.1 発売)
- 『THINK PUBLIC 世界のクリエイティブは公共の課題に答えを出す』(杉山恒太郎著、編集協力:河尻亨一、2025.6.30 発売)NEW!
- 『エクスペリエンスプロデューサーが書いたイベントの教科書 「体験」の「カタチ」をつくる、超実践的思考法』(中島康博著、2025.3.21発売)
- 『トレードマーケティング 売場で勝つための4つの実践』(井本悠樹著、2024.2.26 発売)
- 『新版「欲しい」の本質 人を動かす無自覚な欲求「インサイト」の見つけ方』(大松孝弘、波田浩之著、2025.9.16 発売)NEW!
- 『なぜ教科書通りのマーケティングはうまくいかないのか 電通戦略プランナーが教える現場のプランニング論』(北村陽一郎著、2024.3.5 発売)
圧倒1位は音部大輔氏の『君は戦略を立てることができるか』
「日本マーケティング本 大賞2025」準大賞を受賞するなど、発売から1年経っても話題が続く『君は戦略を立てることができるか 視点と考え方を実感する4時間』が堂々の第1位に。2017年刊行のロングセラー書籍で、今回第4位にランクインしている『なぜ「戦略」で差がつくのか。』を土台にした、マーケター向けの戦略立案の講義4時間分をもとに、読みやすくまとめた1冊です。戦略の要点を簡潔に理解でき、限られた資源で確実に目的を達成するための実践的な技術が得られるほか、戦略の立て方をステップごとに解説。経営戦略や競争戦略を学んでも、マーケティングや営業の日々の意思決定に活かしにくいと感じている人、戦略を理解したうえで立案したい、戦略に強くなりたい人は必読です。
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独自のブランディングメソッドを初公開!2位は『美しいブランドのつくりかた 400件の実績から編み出した「シバジム」式コンセプトの作法』
2位には10月に発売したばかりの『美しいブランドのつくりかた 400件の実績から編み出した「シバジム」式コンセプトの作法』が急上昇でランクイン。20年以上、400を超えるブランディングを支援し続けてきたブランディングカンパニー、柴田陽子率いる「シバジム」が、独自のブランディングメソッドを初公開。「ブランド」とは、「ファンのつく“らしさ”をもったかたまり」。「商品」「企業」「お店」「人」「グループ」「まち」「サービス」「キャラクター」…どんなものでも、ファンがつくならブランドになる。徹底的にお客さま視点に立ったリサーチから、そのブランドらしい「コンセプト」を導き出し、お客さまから選ばれる「理由」として機能させるには? 2カ月で3刷と、こちらも勢いよく売れています。
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3位は『SBNRエコノミー「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット』
3位は今年3月発売の『SBNRエコノミー「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット』がランクイン。デジタル化が進み、物質的な豊かさが飽和する現代において、人々の価値観は大きく変化しています。心の充足や精神的な豊かさを求める声が高まる中で注目を集めているのが「SBNR(Spiritual but not religious:宗教的ではないがスピリチュアル)」という概念です。日本人は43%がSBNRに該当するとも言われており、本書ではこのSBNR層の広がりの実態と、マーケティングや経営への応用可能性について論じています。
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4位はロングセラー 『なぜ「戦略」で差がつくのか。 戦略思考でマーケティングは強くなる』
4位にランクインしたのは、2017年の発売から8刷となった音部大輔氏のベストセラー『なぜ「戦略」で差がつくのか。戦略思考でマーケティングは強くなる』。マーケティングにおける「戦略」の本質を丁寧に解き明かし、実務での応用にも直結する内容から、今なお多くの企業研修で活用されています。そして本書の続編として書かれたのが、2025年ランキングで1位に輝いた『君は戦略を立てることができるか』。2冊合わせて読むことで、思考と実践の両輪から戦略を学べます。
5位 音部氏の書籍が3冊ランクイン『The Art of Marketing マーケティングの技法』
宣伝会議書籍ランキング常連の『The Art of Marketing マーケティングの技法』は1位の『君は戦略を立てることができるか』、4位『なぜ「戦略」で差がつくのか。』同様、音部大輔氏による書籍。マーケティング活動の全体設計図である「パーセプションフロー®・モデル」の考え方を紹介する内容で、2021年の発売依頼、さまざまな企業研修や実務での採用が続いています。
6位は「公共の課題に挑む広告」を国内外から集め、考察した杉山恒太郎氏の『THINK PUBLIC』
6位は小学館「ピッカピカの1年生」、サントリーローヤル「ランボー」などで国内外の広告賞を多数受賞し、いまもクリエイティブの現場の第一線を走り続ける杉山恒太郎氏による最新書籍、『THINK PUBLIC 世界のクリエイティブは公共の課題に答えを出す』。本書で取り上げるテーマは、環境問題、DE&I(多様性、公平性、包括性)、健康・ウェルビーイング、報道・教育・文化保護といった公共の課題です。世界中の企業・行政・公的機関・NPO・NGOなどがどのように取り組み、解決へとつなげていったのか。そして、こうした課題に対して広告がどのような役割を果たせるのか。また、本当の意味での「公共広告」とはどういうものなのか。国内外の48事例を、ビジュアルと共にご紹介します。





