SBIのネオメディア構想に電通が参画 生活者データと金融データの掛け合わせを実現

SBIネオメディアホールディングス(HD)、電通、電通デジタルの3社は6月1日、SBIグループが進める「SBIネオメディア生態系」の構築と、新たな事業機会の創出を目的に、戦略的業務提携を締結したと発表した。広告・マーケティング、金融、AI、オンチェーンなどの領域を横断し、「共感」「信頼」「熱狂」を生み出す「感情経済圏構想」の実現を目指す。

SBIホールディングスは5月19日、メディアやマーケティング事業を統括する中間持株会社であるSBIネオメディアホールディングスを軸にしたメディア事業の戦略構想を説明していた。SBIHDの北尾吉孝会長兼社長は、同構想について「金融とメディアとITが融合する」と説明。単なる広告出稿やスポンサーシップではなく、メディア、IP、イベント、テクノロジーを含む「生態系」を自らつくる考えを示していた。

金融データと生活者データをマーケティングに活用

SBIネオメディアHDをめぐっては、4月に米ラスベガスの球体型アリーナ「Sphere」の東京・お台場への誘致構想が明らかになったほか、5月19日の会見では、IP、制作、マーケティング、プラットフォームを一体化させる構想が示されていた。今回の電通、電通デジタルとの提携は、その構想に広告・マーケティング領域の機能を加える動きとなる。

今回の提携では、国内電通グループが保有・活用する生活者データと、SBIグループが保有する金融トランザクションデータなどを活用し、高度なマーケティングサービスの開発を進める。

あわせて、これらのデータを教師データとして活用し、マーケティング精度の向上や業務効率化を実現するAIソリューションを共同で研究・開発する。金融とメディアをつなぐだけでなく、データとAIを軸に、広告・マーケティングの高度化を図る狙いだ。

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