トヨタ・コニック・プロは6月3日、アソビシステムと共同で「共創IP事業」を開始すると発表した。日本発の「KAWAII」文化とモビリティを掛け合わせ、新たなモビリティ文化の創出を目指す。両社はIP開発やイベント、マーチャンダイズ、地域創生など複数の領域で協業を進める。
本取り組みは、イベント単位の協賛・協業にとどまらず、ライブショーケース、モビリティサービス、カーライフグッズ、地域創生など、事業領域を横断する「共創IP」を継続的に育てていく構想として展開する。
アソビシステムは、きゃりーぱみゅぱみゅやFRUITS ZIPPERなどを擁し、日本のポップカルチャーや「KAWAII」文化を国内外に発信してきた。一方、トヨタ・コニック・プロはトヨタグループのマーケティング会社として、モビリティを起点とした新規事業開発や地域共創事業を手掛けている。両社はそれぞれの強みを生かし、移動やクルマのある時間そのものをエンターテインメント化する取り組みを進める。
KAWAII IPと連動したライブ・フェス興行やマルシェ体験も
今回の共創IP事業では、KAWAII IPと連動したライブやフェスなどのエンターテインメント興行を検討する。スポーツと音楽の聖地を目指す「TOYOTA ARENA TOKYO」や、各地のライブ会場、サーキットなどを舞台に、モビリティが会場づくりや体験価値の拡張に貢献するフェス型ライブショーケースの展開を構想している。
来場者の移動そのものを体験価値に変える取り組みも進める。マルチパーパスユースを前提としたモビリティ「e-Palette」を活用し、シャトル機能に加え、マルシェやポップアップ空間としての活用などを予定する。用途を固定しない柔軟な設計により、モビリティをイベント体験の一部として組み込む仕組みの創出を目指す。
アメリカハワイ州で3月16日に開催された「ASOBIEXPO HAWAII 2026」。きゃりーぱみゅぱみゅ、新しい学校のリーダーズ、FRUITS ZIPPERらがライブを行った。同イベントはアソビシステムとJTBの共同開催。2社は、2025年2月に日本文化の新たな価値創造と世界に通じるカルチャーの創出・発信を目的に戦略的パートナーシップ契約を締結。2026年1月には日本のポップカルチャーと地域資源を融合し、訪日外国人旅行者に向けた新しい体験価値を創出すべく合弁会社「アソビJTB」を設立していた。今回のハワイが初の協業イベント
KAWAIIコーデの中古車で若年層取り込み
また、トヨタ・コニック・プロが展開する中古車のスタイルアップデート事業「CORDE by<コーデバイ>」とも連携する。色やデザイン、ストーリー性をクルマに落とし込み、KAWAIIの世界観でスタイルアップデートした中古車の共創を検討。これまでクルマを自分事化できていなかった若年層に向け、新たなモビリティの選択肢を提供する狙いがある。

