リラックマ、すみっコぐらし、たれぱんだ、こげぱん――。数多くのオリジナルキャラクターを生み出してきたサンエックスが、8月17日から初のテレビCMを放映している。YouTubeで公開している15秒版は、8月25日時点で再生回数が300万回を超えた。
「夜もいっしょに編」には、新旧のキャラクターが一堂に登場。公開後には「癒された」「寝る前に見たくなる」「泣けた」といった声に加え、「このキャラクターもサンエックスだったんだ」という反応も寄せられているという。
「夜もいっしょに」30秒編
サンエックスは1932年創業。これまでに1000を超えるオリジナルキャラクターを生み出してきた。なぜ創業94周年を迎えた今、初めてテレビCMに踏み切ったのか。背景には、キャラクターそのものの知名度と、それを生み出す「サンエックス」という企業の認知度との差があった。
キャラクターは知られていても、会社名の認知に課題
新CMは30秒と15秒の2種類。8月17~31日に関東・関西エリアのテレビで放映するほか、YouTubeやTVer、ABEMA、SNSでも展開している。
舞台は一日を終えた夜。眠っている人たちのもとに、リラックマやすみっコぐらし、いしよわちゃん、たれぱんだ、こげぱんなどが現れ、そっと寄り添う様子を描いた。派手なストーリーや演出ではなく、キャラクターと人との距離の近さを感じさせる内容となっている。
サンエックスによると、初のテレビCMを実施した背景にあったのが、企業としての認知度だ。ブランドマネジメント本部 部長の齋藤奈実氏は「サンエックスのキャラクターは多くの方に知っていただいていますが、『それを生み出している会社がサンエックスである』という認知はまだ十分ではありませんでした」と説明する。
2027年には創業95周年を迎える。さらにその先の100周年を見据え、今回は「ブランドづくりの第一歩」として、幅広い世代に届けられるテレビCMを選んだ。特に若い世代に対し、個々のキャラクターだけでなく、サンエックスという企業そのものにも興味を持ってもらいたい考えだ。
CMで最も重視したのも、「サンエックスってこういう会社なんだ」と知ってもらうことだった。既存キャラクターの認知拡大だけではなく、その背景にある考え方や世界観に共感してもらうことで、今後登場する新たなキャラクターやサービスにも関心を持ってもらえる土台をつくりたいという。
