書店チェーンの文教堂が、「溝ノ口本店」(神奈川県川崎市)での書籍販売を終了する。改装後は2〜4階を中古ホビーショップ「駿河屋」に転換し、1階では文具売場とプログラミング教室を展開。書籍販売は近隣の「溝ノ口駅前店」に集約する。
文教堂は直近の決算で書籍部門が好調に推移した一方、トレーディングカードや中古ホビーなど、書籍以外の収益源の拡大を進めている。
「文教堂 溝の口本店」。2~4階に「駿河屋 溝ノ口店」がオープン
約30万点の新品・中古を扱う
溝ノ口本店は10月5日から改装のため休業している。リニューアル後は、1階のプログラミング教室「HALLO」が10月27日に授業を再開し、文具売場は28日に営業を再開する。2階では同日から駿河屋の先行買取を開始。12月10日には2〜4階の3フロアで「駿河屋 溝ノ口店」がグランドオープンする予定だ。
新店舗は文教堂が運営し、約30万点の新品・中古商品を取り扱う。アニメグッズやフィギュア、ゲーム、トレーディングカードなどを中心としたホビー商品の販売・買取拠点となる。
同店には7月3日、「駿河屋 文教堂溝ノ口買取センター」が2階に開業していた。今回の改装で、買取だけでなく販売機能も備えた大型店へと拡張する。
一方、書籍販売を引き継ぐ「溝ノ口駅前店」は、JR武蔵溝ノ口駅前の商業施設「ノクティプラザ1」に入居する店舗で、8月7日にリニューアルオープンした。文教堂によると、話題書から専門書まで品揃えを充実させており、今後は同店が地域の書籍販売を担うことになる。
書籍部門は好調、トレカ・中古ホビーも拡大
文教堂グループホールディングスが10月15日に発表した2026年8月期連結決算によると、売上高は前期比0.3%増の145億4600万円、営業利益は7800万円となり、前期の4100万円の営業赤字から黒字に転換した。
同社は不採算店舗の整理を進め、期中に12店舗を閉鎖した。一方、書籍、文具・雑貨、トレーディングカード部門が好調に推移し、全体では増収を確保した。
