
(左から)澤田健太郎さん、亀田輝行さん
今回はソフトバンク広報室の亀田輝行さんと、ソフトバンクモバイル マーケティング本部の澤田健太郎さんのお2人です。新たに創設した「ソーシャルメディア課」という部署を兼任し、ソフトバンクのソーシャルメディア運用を手がけておられるお2人に、ソーシャルメディア運用の経緯や取り組みをお伺いしました。
2009年後半から全社でツイッターを本格活用
――ソフトバンクはツイッターを積極的に活用している印象があります。使い始めたきっかけを教えてください。澤田
積極的に使い始めたのはソフトバンクモバイルの2009年の新商品発表会からになります。携帯電話の新商品発表会をツイッターで中継する、という試みはauさんが先に始められていましたが、我々も同じころにアカウントを開設しており、いろいろと試行錯誤しながら運用していました。といってもいきなり大きくアピールするのではなく、ひっそりと立ち上げたというのが実際のところで、自分たちのトライアンドエラーや他企業の活用法などを研究しつつ、本格的に運用したのがその年の冬の発表会です。
亀田
ちょうどその頃、ソフトバンクでは「ソフトバンク 新30年ビジョン」の策定を行っており、外部からの意見も積極的に取り込みたいとの考えから、社員も積極的にツイッターを活用しようという動きがありました。2009年12月24日に社長の孫(正義氏)がツイッターを開始し、同時にソフトバンク全社員もツイッターのアカウントの取得を推奨され、全社体制でツイッターを活用するようになりました。