広告大手8社の2010年11月度売上高(単体)が15日、出そろった。それによると、読売広告社を除く7社が前年同月実績を上回り、3社が2ケタ増を示すなど復調ぶりが目立った。これまではテレビスポットなど一部の分野が売り上げを押し上げていたが、新聞やSPなど他の項目でもプラスになるなど全体的に底上げの様相を示している。
電通は売上高が110.8%。業務別では、ラジオを除いてすべての項目が前年同月を上回った。特に、長らく前年割れが続いていた雑誌の売り上げが32カ月ぶりに上回った。全社売上高が2割増となったアサツー ディ・ケイ(ADK)もマス4媒体すべてで上回った。
大手各社のテレビは引き続き堅調に推移しており、電通、博報堂、ADK、大広、東急エージェンシーの上位5社で上回っている。ジェイアール東日本企画も、主力の交通広告が2ケタ増となり全体を底上げした。新聞・雑誌も復調傾向が見られるものの、前年を上回ったのは半数程度にとどまった。
インターネットについては、大広(193.4%)、読売広告社(175.9%)ほか、8社すべてっで大きく上回った。
クライアント業種別では、ADKが「官公庁・団体」ほか「自動車・関連品」などで出稿が大きく伸びた。東急エージェンシーは、コンビニ大手やソフトウエアなどの扱い増が寄与。電通は、全21業種中16社で上回り、安定感を示した。
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