静岡県東伊豆町の熱川温泉観光協会は12月24日、同温泉の恒例行事「伊豆熱川温泉クリスマス花火大会」を今年も開催する。

これに先立ち、同観光協会は、花火大会の目玉企画として優秀作品の発表・表彰を行う“愛のメッセージ”を募集するコンテスト「Love HANABI　あの人へ愛を込めてクリスマス花火を…」のメッセージ募集を11月１日に開始する。募集期間は12月20日まで。

コンテストは、家族や恋人などへの“愛のメッセージ”をネット上で募集、同観光協会が選出した優秀作品が、花火大会当日、会場を訪れた観覧客の前で発表されるというもの。

優秀賞３作品は花火打ち上げ前に発表・表彰され、佳作20作品は花火の打ち上げ中に読み上げられる。優秀賞３作品には、同協会加盟施設で利用できる期間限定地域通貨「伊豆熱川小判」が各500両贈られる。佳作への応募は誰でも可能だが、優秀賞への応募は当日会場に来場できる人のみ可能とされている。

応募数は毎年およそ40～50件で、年齢層としては20～30代前半が中心。受賞作品は12月末から、同観光協会の公式サイトでも公開される予定だ。

同花火大会の開催は、今年で15回目を迎える。年末のこの時期は、例年１週間ほど休館にして有給休暇の消化とメンテナンスにあてる旅館もあるほど通常はなかなか観光客が訪れない時期。花火大会を呼び水に温泉地でクリスマスを過ごすことを提案、オフ期の集客増を目指すとともに、ハイシーズンのお正月のさらなる盛り上げを図る。