日本広報学会・第16回研究発表大会で
「PRは露出量に目が向きがちだが、何が削られたのか内容を分析すべきだ」――。日本広報学会の第16回研究発表大会で、米マイアミ大学のドン・W・スタックス教授は、広報人材の教育手法について提言した。大会は京都市内で6、7日に開かれた。
スタック教授は人材育成には失敗事例の研究が重要だとした上で「従来の事例研究には、目標に達しなかった理由を戦略的に考える視点が欠けている」と指摘。企業が発信したメッセージをメディアはどのように表現したか、どの程度の割合で齟齬(そご)が起きているか。こうした点を研究するために「紙媒体が重要な日本では特に、切り抜きを蓄積して、測定可能な結果を得られるまで分析を繰り返すことを考えては」と呼びかけた。
また、米国と日本の広報の現状の差について「米国では広報の戦略面や技法への関心が高いが、日本では新人の教育や、その教育のレベルをいかに高めるかについて議論がなされている。日本の方が将来を見ている」と評価。ただし、教育手法に対して「実地訓練で研修することが多いと聞くが、縦割りの組織では(社内部門間の)交流が難しいだろう。そうした壁は、壊していくことが大切だ」と述べた。
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