“酷暑列島” 日本の異変、「暑すぎてアイスが売れない」 セブンイレブン「夜アイス戦略」の裏側

セブン‐イレブン・ジャパンは、5月9日の「アイスクリームの日」に向けた新作アイスの発表会で、「夜アイス」に注力する方針を明らかにした。16時から24時までの時間帯におけるアイス売上を前年比123%に伸ばす目標を掲げる。近年は猛暑による外出控えの影響で、「暑くなればなるほどアイスが売れる」という従来の前提が崩れ始めている。仕事帰りに来店してアイスを購入し、帰宅後に家で食べる需要を開拓する狙いだ。

4月22日の発表会で展示されたセブンイレブンのアイス商品

4月22日に開いたPR発表会・試食会で、グロサリー商品開発部 統括マネジャーの片岡孝寛氏は、人口減少下でもアイスクリーム市場は拡大基調にあると説明した。市場拡大の背景にあるのは気温上昇だ。猛暑日が6月ごろから発生するようになり、暑さ対策の動きも年々早まっている。

従来は気温が上がればアイスの販売数も伸びると見られてきたが、この2年間は異なる傾向が出始めている。同社では2024年、2025年に「非常に暑いにもかかわらず、前年と比べてアイスが伸び悩む日」があったという。

片岡氏が要因として挙げたのは、暑さによる外出控えだ。「暑さのせいでお客さまが外出を控えることによって、コンビニアイスの販売数量が少し厳しい日も出てきている」と説明した。

さらに、10年前と比べて夏場だけでなく秋冬の伸び率も高くなっており、アイスに求められる要素は暑さ対策だけではないと分析した。

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