米4大プロスポーツ(NFL・NBA・MLB・NHL)への企業スポンサーシップは前年比で7.6%アップしたことが、米スポーツスポンサーシップ専門調査会社IEGの調べでわかった。同社によると、09年には前年比3.9%減の21.2億ドル(1696億円)だったプロスポーツへの企業スポンサー料が、2010年には22.8億ドル(1824億円)に達する見込み。米経済は依然不況下にあるが、一部業種の復調や、過去の宣伝予算削減の反動から出稿を増やすなどの側面もあると見られる。
「2010年IEGスポンサーシップレポート」のシニアエディター、ウィリアム・チップス氏は15日発表の同報告書で「米4大メジャープロリーグならびに各チームは、スポンサーシップにおいて壊滅的だった09年から完全に回復している」と述べ、回復の理由として①過去2年間のマーケティング費削減からの反動、②在庫が豊富にあるため積極的な宣伝が必要、③金融業界の復活、の3点を挙げた。
総スポンサー料が一番多いプロリーグは、NFLの8.7億ドル(696億円、前年対比7%増)で、以下MLBの5.48億ドル(438億円、同6.6%増)、NBAの5.36億ドル(429億円、同8.5%増)、NHLの3.27億ドル(262億円、同9.4%増)の順。また、スポンサーシップによるビジネス成功例として、NFL公式ピザとなったパパ・ジョンズ・ピザ、NBAのBBVAグループ、MLBのブリヂストン・アメリカなどを挙げている。(松本泰輔)
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