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学生が商品企画を体験――東北芸工大、地元流通らとコラボ

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既存商品をベースに商品コンセプトを考案。商品名を「特恋ミルク8.2」とし、ホワイトデー商戦に臨む

東北芸術工科大学(山形市)の学生がパッケージデザインやプロモーション企画に携わった商品が16日、スーパーの店頭に並んだ。新商品の企画を疑似体験するカリキュラムの一環として、通常授業の枠を越えて実施したもので、地元スーパーのヤマザワ(山形市)と菓子メーカーのUHA味覚糖(大阪市)が協力した。

商品は、味覚糖のミルクキャンディー「特濃ミルク8.2」を基に、「好きな人に気持ちを伝える」とのコンセプトを付加し「特恋(とくこい)ミルク8.2」と名付けた。キャッチフレーズを「シャイなあなたを応援します」とし、友人・知人間のコミュニケーションを仲介するツールとして、キャンディーの個包装に10種類のメッセージを印刷した。

既存の商品にオリジナルデザインのパッケージを施し、山形・宮城県内のヤマザワ全店舗で3月中旬まで販売する。

15日の発表会では、学生自らプレゼンした(山形市の東北芸術工科大学で)

3月14日のホワイトデーに向けた期間限定商品として、販促策にも学生自ら取り組む。地元ケーブルテレビやラジオ番組などで商品をアピールするほか、ヤマザワ店頭でのサンプリングイベントを行う。

今回の取り組みは、コンテンツ企画や広告・マーケティングを学ぶデザイン工学部企画構想学科の学生が手掛けた。学科長には、09年度から放送作家の小山薫堂誌が務めている。「地元の生活者を盛り上げ、日常にちょっとした幸せをプレゼントする」がプロジェクトの主旨で、昨年10月から進めてきた。