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福井県アンテナショップに「食」の体験スペースがオープン

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展示だけでは伝わらない福井県産品の魅力を試食でPR

「291kitchen」の様子。設置は8月17日に完了しており、 9月3日の記念イベントから運営を開始する。 以降、週替わりで試食イベントを予定している。 291スタッフは、現地・福井県を訪れて新しい食材などを発掘する バイヤーとしての活動を、2011年から強化している。 「291kitchen」では県内企業担当者とともに 商品を知り尽くした立場として、来場者に県産品を紹介する。

福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291(以下、291)」は9月3日、福井県産の食品・食材の調理実演や試食ができるスペース「291kitchen(にーきゅーいち きっちん)」を店舗1階にオープンする。

食品や地酒、伝統工芸品などさまざまな県産品を展示・販売する同店だが、中でも食品関連商品の人気は高く、顧客からはかねてから「もっと多くの福井の食材・食品を扱ってほしい」との要望が多く寄せられていた。

そこで同店は今年4月から、新規顧客の呼び込みや、既存顧客のロイヤリティ向上を目指し、食品関連商品の取り扱いを従来の約700点から約900点に拡充するなど、“食の充実”をテーマとしたリニューアルを進めている。今回のスペース新設も、この取り組みの一環。

約10平米のスペースには、IHコンロやオーブントースター、電磁調理器や冷蔵庫などを設置しており、簡単な調理を行うことができる。試食会の運営は、商品を製造する県内企業の担当者や、291のスタッフが行い、季節に合わせた食材やおすすめの食品を、実際に試してもらいながら紹介する。県内企業は、店頭で商品を陳列するだけでは得られない、首都圏の消費者の商品に対する反応を見ることができるようになる。

県内企業と291スタッフが連携し、より多くの人に福井県産品の魅力を伝えたい

オープン時から、他県のアンテナショップにはあまり見られない多目的ホールを活用し、各種展示会やイベントなど、さまざまな店頭企画を定期的に打ち出してきた同店。来場者数は右肩上がりに推移し、昨年の年間来場者数は10万人を突破した。今回の「291kitchen」の設置で新たな話題をつくり、2012年のオープン10周年に向け、来場者数増にさらにはずみをつけたい考えだ。

「これまでも、当店2階の多目的ホールで試食会を実施することはあったが、定期的に行うものではなかった。また、来場されるお客さまは、主に1階を見て回る方が多い。今回のスペース設置で、より多くのお客さまに福井県産品を試しながら、その魅力を知っていただくことができると考えている」(広報事務局担当者)。

オープンを記念して、福井県のサバエ・シティーホテル総料理長である藤井正和氏による県産品を使った料理の実演・試食会を、9月3日・4日に開催する。開催は1日4回で、各回30食限定。今後も週替わりでさまざまな試食会を予定しており、開催情報は随時、ショップ公式サイトやメルマガで告知する。

同店は、このスペース新設で、来場者・売上ともに前年比10%増を目指す。