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「このたび香川県はうどん県に改名いたします」と、記者会見で高らかに宣言するのは香川県副知事・要潤さん。それに驚く町の人たち……。香川県が10月11日からスタートしたキャンペーンの映像は、またたくまに話題になった。公開日には「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトの特設サイトへのアクセスが殺到し、一時期サーバーがダウンしてしまったほど。
このプロジェクトの目的は、香川県の魅力を国内外にアピールすること。そして全国での知名度が24位である香川県の認知を首都圏で上げること。そのミッションを果たすべく、立ち上げられたのが「うどん県。それだけじゃない香川県」というプロジェクトだ。
開始直後から注目を集めたこのプロジェクトだが、実は「うどん」をPRしたいわけではない。「うどん」はあくまでも注目してもらうためのワード。全国的に知名度の高い「讃岐うどん」を全面に出すことで、このサイトに注目してもらい、アクセスしてもらう戦略だ。
では、香川県が本当にPRしたいものは何か? それは瀬戸内海、食、そしてアートだ。特にアートについては昨年、瀬戸内国際芸術祭に93万人を超える人たちが来場した実績を今後にもつなげていきたいと考え、広告キャンペーンでも注力。六本木や上野、清澄白河など、美術館のあるエリアの駅にポスターを掲出し、ピンポイントでアートファンへの認知向上を図った。
また映像には香川県出身のタレントなどが登場し、「うどん県民」を演じているが、その役柄の一つに「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の学芸員」(バイオリニストの川井郁子が演じている)を設け、アートに強い香川県を打ち出している。
「うどん県」の部分に注目が集まり、「それだけじゃない香川県」の部分が見えにくくなってしまっているが、サイトでは、「うどん県の「うどん」以外ムービー」というコンテンツも用意。いま“本当に香川県がPRしていきたい”ものを今後、順次紹介していく予定だ。
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