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“空気”や“水”の大切さを伝えるショールーム「フーハ 東京」 ダイキンがオープン

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fuha

「ダイキン ソリューションプラザ『フーハ 東京』」ロゴ

ダイキン工業株式会社は、「空気」をテーマとした体感型ショールームとして、「ダイキン ソリューションプラザ『フーハ 東京』」を新宿NSビル1Fに新設、無料で一般公開している。

「フーハ 東京」は、「人々にとって最も身近な存在でありながら、日頃意識することの少ない『空気』や『水』について知ってもらいたい」そして「冷暖房・換気・空調の仕組みや技術を理解してもらいたい」というコンセプトのもと企画されたショールーム。施設名称の「フーハ」は、何かを冷やす時に「フー」と息を吹き、暖める時に「ハー」と息を吐くという、太古から人間が実践してきた空気のエネルギーを使う行為に由来しており、人々の生活に密接に関わる空気の大切さを知って欲しいという同社の思いが込められている。

場内は「空気の気づきゾーン」「住宅ソリューションゾーン」「業務用ソリューションゾーン」の3つのゾーンで構成される。

「空気の気づきゾーン」は、空気が持つ力や特性を体験しながら学ぶことができるスペース。ペダルを漕ぐことで「ヒートポンプ」のしくみを体感できる装置や、空気中の水分を視覚化できる装置のほか、空気の大切さに関する創作童話の映像も公開している。

「住宅ソリューションゾーン」では、ルームエアコンや空気清浄機、給湯機器など同社の住宅用製品を中心に展示する。最新の製品を実際に体験することができるほか、住宅を再現した展示スペースを設置、それぞれの生活スタイルや住宅事情に合わせて快適かつ省エネを実現できる製品やその組み合わせを提案するコンサルティング機能も備えている。

そして「業務用ソリューションゾーン」では、業務用製品を中心に展示。大型施設空調、ビル空調、業務給湯など使用シーンを想定したソリューション展示をはじめ、来場した企業のニーズを個別に聞きながら、最適な機器やシステムを提案する場と位置付けている。

これら3つのゾーンを通して、子どもから大人まで多くの人に「空気」や「水」について楽しみ・親しみながら学んでもらうとともに、家庭用・業務用設備を検討中の顧客に対して同社の製品やソリューションを紹介、提案する場としても活用する。

業務用空調設備カテゴリーではトップシェアを誇る同社。これまで展開してきたショールームも主に施工業者を対象としたものだった。家庭用機器については、パナソニックに次ぐ業界第2位となっており、今後よりシェアを拡大していきたい考えだ。そこで、一般生活者を対象としたショールームとしてオープンしたのが「フーハ 東京」。一般の人々にとって親しみやすいよう、「空気の気づきゾーン」という学びの要素を加えた。

ショールームの企画・運営は同社の空調営業本部の社員数名が専任で担当する。顧客をはじめ来場者とのコミュニケーションの中から、世の中のニーズの変化を感じ取り、今後の製品開発にもつなげていきたい考えだ。小学校や幼稚園などの団体見学も、年間100校程度が受け入れ可能だという。

また場内では、期間限定の特別イベントや展示も随時実施する。例えば、昨年12月13~25日には11:30~13:30の昼休みの時間帯、「フーハ女子会企画 空気であなたの女子力アップ!ダイキンモイスチャライザー体験会」と題して、働く女性をターゲットに同社のミスト美顔器を体験してもらう機会を設けた。また12月20~25日には、「ぴちょんくんとクリスマス」と題し、同社キャラクター「ぴちょんくん」との写真撮影や、水や空気を使った実験教室に参加できるイベントを実施した。こうしたイベント・展示は今後も継続的に実施し、2月以降には来る花粉シーズンを前に、花粉をテーマにしたイベント・展示も行う。

年間来場者は約4万人を見込んでいる。東京での反響・成果によっては、大阪や福岡などの都市にも同様のショールームを展開していきたい考えだ。