郵便事業が主催する、第26回全日本DM大賞のグランプリを含む入賞作品が発表となった。その結果、グランプリはグーグルの「Google オープンビジネスパートナー教育プログラム」DMが受賞した。
「全日本DM大賞」は、実際に発送されたDMを応募してもらい、それを戦略性、クリエイティブ、実施効果の3つの観点から評価し、優れた作品に賞を贈るもの。第26回は平成 22 年(2010 年)11 月1日から平成 23 年(2011 年)10 月 31 日までに、実際にDMとして発送されたものの中から、672点の応募があった。それらを審査委員長である、法政大学経営大学院教授、慶應義塾大学名誉教授 嶋口 充輝氏を中心とした、DMやマーケティングの専門家が審査し、グランプリ以下28点が入賞となった。
また今回は、戦略性、クリエイティブ、実施効果といった、従来の観点では評価しがたいアイデア等が光る作品、はがきなど限られたスペースの中で積極的な試みを行った作品を表彰する、プログレッシブ賞を新設。この賞には佐瀬大洋堂薬局、ザ・ボディショップなど4点が受賞した。
グランプリ、金賞については下記の通り。詳細は郵便事業のウェブサイトにて。
第26回全日本DM大賞
グランプリ
作品名:Google オープンビジネスパートナー教育プログラム
広告主:グーグル
制作者:電通ワンダーマン
内容:検索連動型広告 AdWords で実績のない販売代理店に対し、DMで教育プログラムを実施。3回のステップに分けて発送したことで代理店が活性化。代理店の新規クライアント獲得につながった点が高く評価された。
金賞
作品名:新規加入直後の、加入者本人/親向けのコミュニケーションレター ※ 審査委員特別賞(戦略性部門)同時受賞
広告主:ソフトバンクモバイル
制作者:大日本印刷、トッパン・フォームズ
内容:新規契約者に対するお礼DM。販売機種の多様化、また法人顧客、使用言語に合わせ、16種類のパターンに分けて作成、送付した。調査の結果、認知率、保管率等が大幅に向上。戦略的に顧客とのコミュニケーション強化を図った点が評価された。
作品名:BMW5シリーズ・キー型USB DM
広告主:ビー・エム・ダブリュー
制作者:フロンテッジ
内容:BMW5シリーズの試乗促進のため、キーの形をしたUSBメモリに最新CMの未公開ロングバージョンを収録し、有望顧客向けに送付。ブログ等で多くの話題を呼び、ブランド強化につながった点が評価された。
作品名:ベネッセ学習環境シリーズの通信販売における、メディアミックスからDMへのさらなる展開による売上拡大戦略
広告主:ベネッセコーポレーション
制作者:共立印刷、クリエイティブシャワー
内容:小学校入学を控えたお子さまがいる家庭への、学習机とランドセルの通信販売DM。人間工学に基づいた商品の使いやすさや購入者の体験談等を掲載し、リアリティを追求した結果大幅な売上増となったことが評価された。
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