JR東京駅構内で行われた開幕宣言のテープカット。

東北新幹線でキャラクターらとツアー客をお見送り。

東北地域全体を博覧会場と見立て、東北地域への旅行需要の喚起を図ることを目的とした「東北観光博」のオープニングイベントが18日、JR東京駅で開催された。イベントでは、各県のミスが地元のPRした後、福島県南相馬市で活動する中高生合唱団「南相馬ジュニアコーラスアンサンブルによる「明日という日が」の演奏が行われた。その後、岩手県・達増拓也知事、秋田県・佐竹敬久知事、山形県・吉村美栄子知事が登場し、「観光は復興の大きな柱になる」ことを強く訴えた。

最後に前田武志国土交通大臣ら同実行委員会委員らが並び、応援団として登場した桂三枝さんの「東北観光博へいらっしゃ～い」の掛け声に合わせてテープカットし、開幕を宣言した。その後、委員らは各県のキャラクターと共に最初のツアー客を東北新幹線ホームで見送った。

「観光博をきっかけに、東北の心を伝え、出会いができて、東北復興の希望を見出していきたい。地元の人たちの未来に向けて復興するんだという気持ちが、この観光博に向けて結集されてきている。観光立国推進基本計画の見直しがもう少し閣議決定されるが、2016年1800万人30兆円を打ち出している。震災前水準を目指すのはもちろんのこと、東北観光が観光立国・日本の推進役になってほしい」と、前田国土交通大臣は話した。