ロンドンオリンピック公式スポンサーとしての活動の一環としてP&Gが制作したグローバル共通の企業CM「母の愛(原題:Best Job)」編が、6月末までにユーチューブでの再生回数が1500万回を突破するなど、Webを中心に大きな話題となっている。
本日12日、P&GはこのCMの第2弾「子どもはずっと、子ども(原題:Kids)」編を180以上の国と地域においてWebで同時公開した。30秒版・60秒版があり、日本語版は「myレシピ.comオリンピック特設ページ 」で閲覧することができる。
第1弾では「世界でいちばんたいへんな仕事は、世界でいちばん素敵な仕事です。」をキーメッセージに、母親の我が子に対する献身的な愛を客観的な立ち位置から描いたのに対し、第2弾では「母にとって、子どもはずっと、子どもです。」をキーメッセージとし、子どもの活躍を見守る、オリンピック選手のママの視点からオリンピックを描いている。
オリンピック公式ユニフォームに身を包み、開催地・ロンドンに到着する各国の選手たち。多数のメディアが集まる会見に臨み、開会式では各国の国旗を手に入場行進。緊張の面持ちで自分の出番を待ち、いよいよ競技がスタート——。オリンピックの舞台に臨むアスリートの、こうした一連の様子が、すべて子どもの姿で描かれているのがこのCMの特徴だ。
CM中には16カ国・約245人の子どもが登場し、7種のオリンピック競技が描かれている。「たとえ子どもが一流のアスリートになっても、活躍を見守るその思いは、彼らが小さな子どもだった頃と何も変わらない」という“アスリートのママの思い”を表現した。
映画監督・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ氏が第1弾のディレクターを務めたのに続き、第2弾では米国の広告業界誌「Adweek」の「2000年代最も優れたディレクター」として選ばれるなど多数の受賞歴を持つダニエル・クレイマン氏がディレクターとして参加した。CMは、ロンドンオリンピックが開幕する今月27日に、テレビでも放映がスタートする。
宣伝会議7月1日号の巻頭特集では、P&Gのオリンピック公式スポンサーとしての活動を詳しく紹介しています。また、JOC(日本オリンピック委員会)のパートナー企業の中から味の素、明治、バスクリンの3社の独自性ある取り組みに注目したほか、既存事業にスポーツを掛け合わせる新しいビジネスの事例を紹介。「スポーツ」をあらゆる企業のマーケティングやブランディングに活かすためのヒントを探っています。
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