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コラム

ジブンと社会をつなぐ教室

悩めるみなさんに、もっといい悩みを。

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保持壮太郎(コピーライター)

かのミック・ジャガーは大学生のころ
ミュージシャンになるか国税局に就職するかで悩んでいたそうだ。

彼が前者を選んでくれて本当によかったと、
世界中のロックファンは言うだろうが、
ぼくが彼の同窓生だったとしたら
「当然国税局っしょ。ミュージシャン?あははミック何言ってんの?」
とか言っちゃっただろうし、もしもそのままミックが国税局に行ったら
持ち前のカリスマ性を発揮して、ガシガシ金持ちから税金巻きあげて
それなりにロックな生き方したんじゃないかとすら思う。

これはミック・ジャガーだけにかぎった話じゃなく、
とにかく人の可能性なんてものは、およそ無限にある気がしていて、
どれが花ひらくかというのは、本人の覚悟と決断によるところが大きい。

だから学生のみなさんにはまず、
ジブンの可能性というものを、きちんと知っておいてほしい。
あなたがひとつを選ぶことで、
おのずと捨てることになるかもしれない可能性についても自覚的であってほしい。

ジブンの可能性の振れ幅を知ることで、
もしかしたらシューカツの悩みは深くなるかもしれない。
でも、それはいい悩みだと思う。
その悩みはきっと、みなさんを想像もしない場所に連れていってくれる。

だから周りのくだらない意見や、空気や、常識なんかに惑わされずに、
ジブンが本当に夢中になれることを、きちんと探してみてほしい。
「ジブンと社会をつなぐ教室」は、そのための場所です。

あなたは銀行員や、商社マンや、コンサルや、国税局員になれるかもしれないけど、
それと同じくらいロックミュージシャンにだってなれるはずだ。

こんなこと言ってると、
まるでロックミュージシャンになることを
おすすめしている教室みたいですが、そんなことはないですし、
正直、ぼくロックとかあんまり詳しくないのでご安心を。

みなさんとお会いできることを楽しみにしています。

保持壮太郎(コピーライター)
2004年、東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース卒業後、電通に入社。人事局配属を経てクリエーティブ局へ転局。TCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞ほか、カンヌライオンズ、アドフェストなど受賞多数。

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