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コラム

since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

【宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編】「“事情”を知らない人からの視線に負けずに」中島彰則さん

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グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第二弾は、「10月の試練」編です。どんなシチュエーションで考えている? 応募課題と向き合ってみての感想は? など、宣伝会議賞に実際に取り組みはじめてからのレポートをお届けします。4人目は素敵な初老を迎えるために宣伝会議賞に取り組む中島彰則さんです。中島さんのプロフィールはこちらこちらから。

「のぞき見」に防御体勢をとりつつコピー制作

中島彰則さん
中島さんのプロフィールは
こちらから。

これを書いている時点で、締め切りまで残り1ヶ月。他の応募者の皆さんが、現在どれ程の進み具合なのかは分かりませんが、恐らく、かなり遅れをとっているのではと、焦りと危機感を味わっています。

ひと通り課題を読み、各企業のWEBサイトを眺めてみました。50社もあるので、第一段階として熟読は出来ていない状況ですが、各社サイト上からキーワードを掘り出し、とりあえずメモ。

後日、そのメモを見ながらコピーを考えるわけですが、メモには時折「なにこれ?」といった謎のキーワードが混じっており、それをもとに、メモをした時の記憶をさかのぼるというゲーム感覚を楽しみつつ、コピー創りに励んでいます。

中島彰則さん

「メモ帳」「宣伝会議」「ボールペン」を手に電車内で黙々と何かを書いています。

主に「移動の電車内で考える」スタイルで取り組んでいるのですが、朝は混んでいるし帰宅時も混んでいる。そんな中、「メモ帳」「宣伝会議」「ボールペン」を手に、毎日変な金髪のお兄さんが黙々と何かを書いている。どこかのツイッターで「変な人いるなう」とつぶやかれていてもおかしくありません。

そんな電車内での作業で、たまに遭うのが「のぞき見」です。

私の隣の席に座った人が、やはり何をやっているのか気になるのでしょう、私のメモ帳を、チラっチラっと覗いてくるんです。別に見られても問題ないか…と、初めは見られっぱなしだったのですが、改めて考えると、そこにあるのは「謎の単語が大量になぐり書きされたメモ帳」であり、事情を知らない人からすると、いわゆる「ヤバイ」感じがプンプンのメモ帳であり、つまりは「ヤバイ金髪の人」になるわけです。

ということで、なるべく隣の席の人からはのぞかれないような体勢で毎日課題に取り組んでいます。

まず自由な発想でのコピー制作を一旦やめてみた

コピーを考えるにあたり、今回は「完全自由な発想」というのを一旦やめています。制作のプロセスから“ふと頭に湧いてくる”という部分をまずは無くしました。第一段階は、自分なりに考えた、ある一定のアルゴリズムの中に、メモしたキーワードを落とし込み、そこから生成されたコピーを精査する。まずはそんなやり方でコピーを作っています。

これがひと通り終わった後、「完全自由な発想」で改めて考え、そのアイデアを既に作ったコピーと比較し、より良いコピーに磨き上げようかと考えています。

あくまで現在の理想型であり、最終的にその様なスタイルで出来ているかどうかは1ヶ月後明らかになるわけですが・・・。

皆さんはどこでどうやって課題に取り組んでいますか?
そろそろ電車以外の場所でも取り組まないといけない時期に差し掛かって来ましたので、早速今からトイレで考えてこようと思います。では。


明日は、郡司 淳さん(27歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

【宣伝会議賞チャレンジ宣言 中島彰則さんバックナンバー】

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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。

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