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明日からすぐ実践したい集客アイデア(2)

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コラボで話題を提供し続け常に業界の中心をキープ

麺屋武蔵
麺屋武蔵 新宿本店ほか/東京都新宿区ほか

ラーメン店の常識を次々と覆してきた「麺屋武蔵」。創業当初はスープ素材の「サンマ煮干し」をシンボルとして打ち出し、こだわり感を訴求。限定商品や支店ごとに味を変える戦略の先駆者でもある。話題を呼んだのが「ロッテ」と共同開発したチョコレートラーメン(写真)。

接点の見えない「ラーメン・チョコ・大企業」というミスマッチでメディアに大きく取り上げられた。12年秋にはミシュラン1つ星のフレンチとコラボを行い、新規顧客層も開拓。奇抜にもとれる仕掛けに賛否はあるが、斬新な企画を繰り出し話題を欠かさない、PRの王道とも言える戦略だ。

限定メニューを毎月!日々の研究が顧客開拓と企業成長を促す

麺や庄の
麺や庄の/東京都新宿区

創業以来、毎月1品という驚くべきペースで限定メニューを発表。25歳の若さで独立を果たした店主の庄野智治氏は、高校生の頃より食べ歩きと自作をしていた筋金入りのラーメン好き。限定メニューは販促の目的というより、創作表現の意味合いが強いが、結果としてリピーター獲得につながり、メディアに紹介されるきっかけにもなっている。

また、常に新たな味を研究する事で開発力も高まり、異なるラーメンを出すセカンドブランド店を開業する際もメニュー開発がスムーズに進むという、単発ではなく企業成長につながる理想的な販売促進法となっている。

個人店ならではのフットワークを生かした販促法

ソラノイロ
ソラノイロ/東京都千代田区

店主は大手ラーメン企業「一風堂」出身で、繁盛店のノウハウを叩き込まれているが、販売促進方法はむしろゲリラ的。ラーメンは醤油味とともに、ニンジンを使ったオレンジ色の「ベジソバ」を用意。メディア露出を意識して耳目を引く商品をラインアップしたのだ。

開業時には取材頻度の高い23区内に限定して立地を探すなどメディア対策も万全。メルマガ会員向けのチャーシュー教室や、ほかのラーメン店と頻繁にコラボイベントを行い、常に動いている感を創出。資本力のある大手と個人店では、同じ手法で勝負できない事を理解し、独自の販売促進法を探っているのだ。

※「販促会議」2013年1月号 顧客を増やす72のアイデア 店舗一覧 はこちら