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リクルート・電通など3社、クアルコム子会社と提携

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リクルートホールディングス、電通、ブログウォッチャーの3社は12月5日、米カリフォルニア州に本社を置く通信技術大手「Qualcomm Incorporated」の子会社「Qualcomm Labs, Inc.(クアルコム ラボ)」と位置情報を活用したソリューションの利用で業務提携したと発表した。これにより、3社はクアルコム ラボが提供する「Gimbalコンテクストアウェアネスソリューション」のライセンスを取得した。

同ソリューションは位置情報を活用しており、O2Oの施策が注目される中、より関連性が高くパーソナル化されたタイムリーで有益な体験やデータ、コンテンツを提供できるようになった。具体的には、ユーザーの興味や関心を推定する「インタレストプロファイル機能」や、特定の地域を囲む仮想の境界をつくる「ジオフェンス機能」などの独占的利用が可能となった。

電通はクライアント向けの統合マーケティングソリューションの一環として活用を検討する。また、リクルートグループとブログウォッチャーは自社のアプリケーションへの適用を推進していく予定。同時に新しいマーケティング商品や広告商品の開発を進めていく。

ブログウォッチャーはリクルートグループと電通のジョイントベンチャーとして、2007年に設立。スマートフォン向けアプリ「wityou」を運営しており、同アプリに「Gimbalソリューション」を活用することで、ユーザーについて推定された興味や関心、現在の利用場所や生活圏から、よりユーザーの生活に役立つ情報を自動的に選んで提供する機能を強化できるようになる。

また既にトライアルサービスを実施しており、 通常の情報配信に比べてユーザーのクリック率が3倍になることが分かった。このほか、対象となる店舗の半径100メートル以内のユーザーに情報を配信した場合のクリック率が60%以上増加したという結果も出ており、ブログウォッチャーは中国においても2013年1月から、このトライアルサービスを開始する予定としている。