【宣伝会議賞チャレンジ宣言(4)波乱の2月編】「“選ばれる”ことに飢えていたので、素直に嬉しい結果でした」郡司淳さん(27歳)

グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。2月1日には『宣伝会議』本誌で1次審査通過者が発表されましたが、その通過率はわずか1.57%!果たして挑戦者の結果はいかに!? 5人目は1440本を応募した若手コピーライター、郡司淳さんです。郡司さんのプロフィールはこちらから。

1440本応募で、18社で最低22本通過という結果に

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ブログ参加者懇親会にて、もくもくと結果を確認する郡司さん。その心は…。

お久しぶりです。ジェイアール東日本企画の郡司です。

ついに発表となった一次審査。通過は18社。
複数本通過が数社あるので最低22本通過、という結果でした。

このコラムで、言い訳や反省文は書きたくなかったのですが…。
結果を確認しているとき、最初に思ったことは「全然ダメだ」ということでした。

48社・1440本応募したことを考えると、30社分も通過していない。通過率も、ほぼ平均と同じ。これは問題だと思いました。いずれも100本以上書いた中で、30本に絞っていたので、選び方が悪いか、書き方が悪いかのどちらかですが、今回は書き方が悪かったと思います。

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落胆するの図

まず、切り口を散らかす作業が上手くできていなかった。1度見つけた穴を、いい穴だと思い込み、掘り続けていました。穴を掘り、ある程度鉱脈が見つかったと思ったら、新たな鉱脈を掘り当てる旅に出る。この「何を言うか」の旅を、もっとするべきでした。

更にいえば、「何を言うか」を考えて生まれたコピーに、他の人とは違う「自分の解釈」が入っているか。そして、その解釈に、発見や共感はあるか。この部分を突き詰める必要があったと思います。コピーのような形をしているコトバ。そんなものを量産していたような気がします。基本的なことが、全然できていない。改めてそう感じました。

一次を通過した22本がどこまで残るか!?

また、取り組む前に、この賞で何を目指しているのか、そのためにどうすればいいのかを考えるべきでした。「とにかく賞がほしい」なら、課題企業を絞らずに、たくさんの課題を書いたほうがいいかもしれない。「シルバー以上を目指したい」なら、課題企業を絞って、深く書いたほうがいいかもしれない。今回はシルバー以上を目指していたので、課題企業を絞って書くべきでした。

と、つらつらと言い訳や反省文を書いていますが、日々の仕事の中で「選ばれる」ことに飢えていたぼくにとって、通過率1.57%のコピーを20本以上「選ばれた」こと自体は、素直に嬉しいことでもありました。

今回は、自分の悪いところが浮き彫りになりましたが、それだけでとても意味がありました。あとはそれを改善できるか。6,000本書いたことを無駄にせず、次に活かしたいと思います。

一次を通過した22本が、どこまで残れるか。それを楽しみに、今日もコピーを書きます。

次回のコラム更新では、嬉しい報告ができますように。それでは今日はここまで。

挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

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