リサーチだってクリエイティブ!

優れたアウトプットは、優れたインプットから

こんにちは、宮澤です。この連載コラムでは、学生向けブランドデザインコンテスト「BranCo!」の活動を通じて、私たちが普段のブランディング業務で重視している「リボン思考」について紹介しています。「リボン思考」は、「インプット」「コンセプト」「アウトプット」の3フェーズからなる企画の基本思想です。「BranCo!」にもそれぞれのセミナーを組み込み、この流れにそって企画を考えられるようにしました。

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さて、3回目となる今回は、「インプット」について紹介したいと思います。多様な要素や情報を収集し分析する、企画の入り口にあたるフェーズです。言い換えればリサーチですね。リサーチというと、アイデアを発想したりする作業とは別だと思われがちですが、ジェームス・W・ヤングの「広告マンは牛と同じである。食べなければミルクは出ない」という名言のとおり、私たちもまた優れたアイデアは良質なインプットから生まれると考えています。

「インプット」と一口に言っても、文献検索からデータ解析、アンケート調査までたくさんの手法がありますし、商品についてだけでなく市場動向や顧客意識の分析などさまざまな視点が必要です。独自の視点で他にはない有益な情報を集められれば、それだけ発想の幅が広がります。その意味でも「マーケティングリサーチ」と呼ばれる生活者に対する調査は特に重要になります。

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宮澤 正憲(博報堂ブランドデザイン リーダー)
宮澤 正憲(博報堂ブランドデザイン リーダー)

1966年生まれ。東京大学文学部心理学科卒。博報堂に入社後、マーケティング局にて食品、自動車、トイレタリー、流通など多様な業種の企画立案業務に従事。2001年に米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(MBA)卒業後、次世代型ブランドコンサルティングの専門組織である「博報堂ブランドデザイン」を立上げ、 ビジョン策定、企業戦略、新事業開発、CI、VI、商品開発、空間開発、組織開発、人事研修など多彩なブランドビジネス領域において実務コンサルテーションを行っている。

現在、東京大学教養学部にて、共創型教育プログラム「ブランドデザインスタジオ」を運営中。成蹊大学非常勤講師として「商品・企業ブランド戦略論」を開講。主な著書に、「『応援したくなる企業』の時代」(アスキー・メディアワークス)、「ブランドらしさのつくり方-五感ブランディングの実践」(共著、ダイヤモンド社)、「だから最強チームは『キャンプ』を使う」(共著、インプレスジャパン)、「ドンシュルツの統合マーケティング」(共訳、ダイヤモンド社)、「MBAは本当に役に立つのか」(共著、東洋経済新報社)など多数。

BranCo!公式HP http://www.h-branddesign.com/BranCo/

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宮澤 正憲(博報堂ブランドデザイン リーダー)

1966年生まれ。東京大学文学部心理学科卒。博報堂に入社後、マーケティング局にて食品、自動車、トイレタリー、流通など多様な業種の企画立案業務に従事。2001年に米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院(MBA)卒業後、次世代型ブランドコンサルティングの専門組織である「博報堂ブランドデザイン」を立上げ、 ビジョン策定、企業戦略、新事業開発、CI、VI、商品開発、空間開発、組織開発、人事研修など多彩なブランドビジネス領域において実務コンサルテーションを行っている。

現在、東京大学教養学部にて、共創型教育プログラム「ブランドデザインスタジオ」を運営中。成蹊大学非常勤講師として「商品・企業ブランド戦略論」を開講。主な著書に、「『応援したくなる企業』の時代」(アスキー・メディアワークス)、「ブランドらしさのつくり方-五感ブランディングの実践」(共著、ダイヤモンド社)、「だから最強チームは『キャンプ』を使う」(共著、インプレスジャパン)、「ドンシュルツの統合マーケティング」(共訳、ダイヤモンド社)、「MBAは本当に役に立つのか」(共著、東洋経済新報社)など多数。

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