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コラム

汐留で使われているO2Oの教科書

「O2Oがクリアリングハウスを実現しうるか」

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セミナーなどでお会いさせて頂くと、アドタイいつも読んでいますと、励ましのお言葉を頂く機会が増えてきています。ありがとうございます。
にも関わらず、1週間更新が遅れてしましました。
僕自身が手がけている新しいO2Oサービスの紹介をこの場を借りてと思っていたのですが、見送りさせて頂きました。また、機会を早々に設けてお話しできればと思っています。

今回は、「O2Oがクリアリングハウスを実現しうるか」というテーマに簡単にお話しできればと思います。

クリアリングハウスは、言うなればメーカークーポンのことです。
O2Oでもひとつのサービス領域とされているクーポンですが、クーポンの発行主体者は、多くのケースでは小売り・量販店とされている業態です。
実際にモノを作っている企業が直接、消費者に届けるクーポン(クリアリングハウス)は、実質流通していません。
※メーカーが特定の販売店の仕組みに乗っかりクーポンを出すケースや、メーカー自身が直販している商流においてはありますが。

O2Oの根本的な仕組みに立ち返ると、Web上で消費者とコンタクトして店舗に誘導して成果に繋げるというものがひとつの流れです。

メーカーの立場からすると、テレビ、Webなどのメディアを使い消費者とコンタクトしたとしても会社か商品のブランディングか自社のECへ誘導することに留まり、O2Oのサイクルを回すアプローチは意識が遠いかもしれません。
広告というカタチで資金を使いブランディングを行い、販売店舗に自社商品を取り扱ってもらい、重点商品として場所確保して販促を依頼する。

これを一変させるアプローチが今のO2O技術を活用することでできる可能性が出てきています。Webなどで消費者とコンタクトしたタイミングで、消費者に“何かしらコミット”させて店舗に誘導する。

具体的なサービスも、そろそろ見えてくるかと思いますが、O2Oはメーカーにとっても有益なマーケティング手法であるという意識をもう少し強く持っていても良いのかもしれません。