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コラム

全日本広告連盟 創立60周年特集

各地の広告協会から地域を元気に【2】(長野~大阪)

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広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)が今年10月、創立60周年を迎えるに当たり、記念大会が5月に青森で開かれました。この企画は全広連と来春60周年を迎える宣伝会議とのコラボレーションの一環で、青森大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。

全日本広告連盟は全国37の地域広告協会で構成されます。広告協会は広告主、広告業、媒体社ら地域広告界の主要構成員が会員となり、広告賞ほか顕彰制度や懇親など、それぞれ地域に根ざした活動を展開しています。全37の広告協会のいまの取り組みや、地域経済・広告界の動きを紹介します。

【長野県】30周年で再スタート切る

長野県広告協会は1982年の発足以来、全広連長野大会を2回主管するなど、全広連や各地広告協会と連携して活動を続けてきました。

昨年4月には社団法人から一般社団法人への移行手続きを完了し、新たなるスタートを切りました。また、偶然にも昨年は創立30周年の年でしたので、その記念事業を11月に催しました。

今後は、2015年の善光寺のご開帳や16年の全国植樹祭ながのに協会や会員がより積極的にかかわり、これらのイベントが成功するように貢献したいと考えています。(長野県広告協会)

会員、来賓など100人余が出席した創立30周年記念式典・祝賀会

【山梨】“フジノミクス効果”に期待

6月に富士山の世界文化遺産登録が決定し、観光客の増加や物産品の売上増など“フジノミクス効果”に期待が寄せられています。富士山関連グッズなども続々と出てきています。一方、登山者の増加が見込まれるなか、環境保全への取り組みも求められ、“観光”と“環境”の両立が課題となっています。

また、今年はヴァンフォーレ甲府が3度目のJ1昇格を果たし、前半戦を終え、13位と残留圏内で奮闘中。これらの明るい話題が、広告界にも波及していくことを願っています。(山梨広告協会)

【富山】クリエーター大賞、21回目迎える

富山広告協会では、県内における地域広告の進歩向上を図り、産業・経済・文化の発展に寄与することを目的に、「とやまクリエーター大賞」(全広連協賛)を制定しています。

1993年にスタート、今年度で21回目を迎えます。これまで多くの地元クリエーターやグループが受賞。表現対象はマス広告に限らず、プロモーションなど多彩なジャンルに及びます。

広告活動が地域活性化に貢献している好例として、毎年、賀詞交歓会で表彰しています。(富山広告協会)

【金沢】新幹線開業で観光整備進む

2015年春に北陸新幹線が金沢まで開業する予定です。同年5月に社団法人金沢広告協会では全広連金沢大会の開催を予定しております。約2年後の開催にむけた準備を徐々にしているところです。

石川県では金沢市をはじめ、街中の整備事業、観光地の整備や、民間では新規ホテルのオープンなど新幹線開通に伴う動きが活発になってきています。また、この年に金沢マラソンも開催する予定です。

皆様方には是非、金沢にお越しいただき、金沢の様々な文化・歴史を肌で感じていただきたく存じます。心よりお待ち申し上げます。(金沢広告協会)

【福井】眼鏡からITへ 地域に活力もたらす

眼鏡枠製造日本一の町、福井県鯖江市では、行政が公開した公共情報を基に、IT企業や個人が開発したソフトを市民が利用する「オープンデータ」の取り組みを進めている。公共サービス向上だけでなくIT産業の呼び込みにもつながる。開発されたソフトは38。眼鏡の町からITの町へと変貌を遂げている。

福井広告協会としても広告業界の活性化に繋がる事業をと、ビジネススキルアップのセミナーを実施。若手会員向けに案内していたセミナーだったが、今の時代、会員各社の経営者クラスの参加も非常に多く、大変好評を得た。(福井広告協会)

【岐阜】岐阜広告協会賞が地域の目標に

広告知識の普及と広告表現技術の向上を図り、広告文化を通じて地元産業経済に寄与することを目的に、1972年4月に設立された岐阜広告協会。各種事業を通じて、会員と地域の皆様との交流を図っています。

中でも、協会設立とともに設けられた岐阜広告協会賞は、6つの広告部門から募った優秀な作品を年一回発表・表彰しています。最優秀となる岐阜広告協会賞を目指して各部門広告も年々レベルアップし、今では地元広告業界の大きな目標となっています。(岐阜広告協会)

【静岡県】観光需要を刺激するトピック盛りだくさん

静岡県に追い風が吹いている。徳川家康公が眠る「久能山東照宮」が2010年12月に国宝に指定され、本年5月には国連食糧農業機関が「静岡の茶草場(ちゃぐさば)」を世界農業遺産に登録した。そして、晴れて6月に「富士山」が世界文化遺産に登録された。

家康公薨去400年の2015年には、静岡・浜松・岡崎の3市が核となり「家康公四百年祭」を通年開催、既にプレ事業も始まっている。いずれも内外交流人口拡大を推進する追い風だ。「地方の元気は、ニッポンの元気。」だ。(静岡県広告協会)

【愛知】創立60周年記念プロジェクトを推進

愛知広告協会は昭和28(1953)年6月に中部広告協会として発足し、今年で創立60周年を迎えます。

当協会では、創立60周年記念プロジェクトを立ち上げ、昨年11月に開催された「全広連秋のシンポジウム」をスタートに様々な事業を計画しています。7月に開催される「全広連夏期広告大学」の応募受付を期に協会のホームページを公開するなど、2014年5月開催の全広連名古屋大会までの様々な事業を通じ、産業経済の発展に寄与し、広告文化の向上に努めてまいります。(愛知広告協会)

【京都】京都ならではの発想生かす

今春の第2外環状道路の沓掛―大山崎間の開通、3年後のJR西日本による鉄道博物館開業など、京都に賑わいを生み出す動きに呼応し、京都広告協会も京都の元気をアピールする取り組みを進めています。

このほど、当協会が応募した「日本人の忘れもの」キャンペーンが、「第7回全広連鈴木三郎助大賞」選考委員会特別賞を受賞しました。今後も広告の枠にとらわれず、京都ならではの発想・着眼で、全国へフレッシュでタイムリーな情報を発信していきたいと考えています。(京都広告協会)

「日本人の忘れもの」で全広連鈴木三郎助大賞選考委員会特別賞を受賞

【大阪】新しく生まれ変わる年に

公益社団法人になって初めての定時社員総会を5月30日に開催しました。大阪広告協会設立以来65回目の総会です。人間でいえば、高齢者の仲間入りで、年金をもらう年頃ですが、当協会は、新しく生まれ変わる年にしたいと思います。

時代の変化をしっかり捉え、人のやらないこと、新しいことに挑戦する面白い団体として認められるように成長し続けなければならないと考えます。「反転攻勢、広告で変化への舵を切ろう」。今年も頑張ります。(大阪広告協会)