様々な領域の最前線で活躍するデザイナーなど20名が集結し、オリンピックについて語る「東京デザイン2020オープンセッション」が、10月31日に緊急開催される。
オリンピックのシンボルマークをはじめとする、ポスターやピクトグラム・サインなどのコミュニケーションのデザインや、聖火トーチやメダルなどのプロダクトデザイン、都市計画に関するデザイン、次世代のモビリティや情報通信のデザイン、またパラリンピック大会におけるデザインの役割、さらに東京のブランディングや日本のデザイン力・文化力の発信方法などについて、20人が多面的なスピーチを行う。
スピーカーは次の通り。
浅葉克己(アートディレクター)、勝井三雄(グラフィックデザイナー)、定村俊満(サインデザイナー)、田川欣哉(デザイン・エンジニア)、田子學(アートディレクター/デザイナー)、田中一雄(環境・プロダクトデザイナー)、永井一史(アートディレクター)、永井一正(グラフィックデザイナー)、西山浩平(デザインプロデューサー)、羽藤英二(交通工学研究者)、原研哉(デザイナー)、久田邦夫(アートディレクター)、廣田尚子(プロダクトデザイナー)、深澤直人(プロダクトデザイナー)、福島治(アートディレクター)、松井龍哉(ロボットデザイナー)、松下計(アートディレクター)、ムラタ・チアキ(プロダクトデザイナー)、山中敏正(感性デザイン研究者)、暦本純一(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究者)
2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市が東京に決定したことを受け、日本デザイン振興会、日本グラフィックデザイナー協会、日本インダストリアルデザイナー協会、日本サインデザイン協会、日本デザイン学会の5機関が中心となり「東京大会デザイン2020フォーラム(仮称)」の設置を予定している。今回のイベント開催はその準備の一環となる。
永井一正氏(日本デザイン振興会 前会長、日本グラフィックデザイナー協会 特別顧問、日本デザインセンター 最高顧問)は、「初代東京オリンピックを通じてもたらされた世界に冠たるデザインのポリシーは、日本の誇る文化遺産であり、日本のアイデンティティとしてさらに発展させていくべきものです。新しい東京でのオリンピックが成功するために、確かなポリシーのもとで、人々の意志を集約させて強力に束ねていくための質の高いデザインが求められている。初めての東京オリンピックから50年の時を経て、大きく発展した日本のデザインの力をもって、次の新たな時代を築いていく時です。」と、フォーラム設立に向けコメントしている。
今後同フォーラムでは、当日の参加者からの意見をもとに、シンボルマークを決定する仕組みづくりや、デザインマネジメントをするための組織づくりへの提言など、活動の指針をまとめていく予定だ。
東京デザイン2020オープンセッション ~20人のデザイナーが2020年の東京を語る
日時 : 10月31日(木)19:00 〜 21:00
会場 : 東京ミッドタウン・ホールホールB(東京都港区赤坂9-7-2ミッドタウン・イーストB1F)
司会 : 中谷日出(映像アートディレクター/NHK解説委員)
定員 : 120名
参加費 : 無料(「グッドデザインエキシビション2013」への入場券が必要)
事前申込 : 不要(当日先着順)
映像配信 : ストリーミング中継を実施予定
主催 : 東京大会デザイン2020フォーラム(仮称)
(公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会、公益社団法人日本サインデザイン協会、日本デザイン学会/2013年10月23日現在のメンバー)
※最新情報は、ウェブサイトで随時更新される。
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