強風・大雪の年越し、そして大震災
やがて12月。初めての年越しです。この年は異常に厳しい冬で、天候が荒れ、めまぐるしく強風や吹雪が舞っていました。12月30日、会社の納会が終わり、望月社長は実家の花巻市に戻りました。翌日、非番の社員から連絡。「強風、大雪で列車がストップ。この先どんな状況になるか、判断が必要です」。望月社長は、翌日31日10時に即刻宮古へ戻ります。しかし106号線は大雪で通れず、遠野市から釜石市を経由、沿岸を北上することにしました。ところが沿岸では珍しい大雪、強風。幹線道路は大渋滞となりました。宮古へ着いたのは18時。普通なら2時間半のところ、8時間のドライブで疲労困憊でした。幸い列車は運行を中止し、乗客にも怪我はなかったため、そのまま様子を見ることにしました。歩いて数分の距離にある宮古のアパートに戻ったのは、紅白歌合戦真っ最中でした。
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草野 悟(三陸鉄道 総合企画アドバイザー/岩手県 中核コーディネーター)
草野 悟(三陸鉄道 総合企画アドバイザー/岩手県 中核コーディネーター)
1945年福島県いわき市生まれ。アサツー・ディ・ケイ(当時旭通信社)で東北支社長、本社国内ネットワークバイスプレジデント、プロジェクト推進局長を歴任。2007年退職後、KPO草野プランニングオフィス設立。08年から岩手県観光中核コーディネーター(現在、中核コーディネーター)、三陸鉄道総合企画アドバイザー。
草野 悟(三陸鉄道 総合企画アドバイザー/岩手県 中核コーディネーター)
1945年福島県いわき市生まれ。アサツー・ディ・ケイ(当時旭通信社)で東北支社長、本社国内ネットワークバイスプレジデント、プロジェクト推進局長を歴任。2007年退職後、KPO草野プランニングオフィス設立。08年から岩手県観光中核コーディネーター(現在、中核コーディネーター)、三陸鉄道総合企画アドバイザー。
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