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2013年上半期・広告の苦情が最も多かったのは「携帯電話」「携帯ゲーム」

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日本広告審査機構(JARO)は12日、2013年度上半期の広告審査に関する統計をまとめた。

苦情や問い合わせなどの相談受付総件数は3031件(前年同期14.8%増)で、前年同期は減少傾向にあった件数が6 年ぶりに増加。下半期もその勢いが続いている。特に会社員からの相談を中心に増加している。

業種別の苦情件数を見ると1 位「通信」162件(前年同期比26.6%増)のうち、「携帯電話」が62件、「情報サービス関連」(携帯オンラインゲームなど)が62件を占め、後者は前年同期の30件から倍増した。

6位の「車両・乗り物」は「自動車」が54件(同25件)を占め、衝突被害軽減ブレーキに関する広告表現について「脇見運転を助長する」といった意見が目立った。8位「人事募集」以外はすべて前年同期の件数を上回っている。

 

また苦情対象となった広告主にその見解を発信し、広告の適正化を促す取り組みについては、最も重い「警告」7件を含む20件(警告7件、要望5件、提言8件)を発信した。

警告を受けた広告表現や掲載媒体の詳細は次のとおり。

(1)医薬部外品の承認を「国家保障商品!! この強力な効果を見て遂に、国も認めざるを得ませんでした!」と表示した美容液(ウェブサイト)

(2)「醜いブヨブヨ体質からスラッとモデル体型に!」とうたったサプリメント(ウェブサイト)

(3)「天然植物由来の美歯茎成分!」「汚れを浮かせて落とす!」などとブラッシングせずに汚れが落とせるかのような表示をした歯磨き(雑誌)

(4)「1 日1回飲むだけ」と表示しながら、商品には食事の量を減らすよう推奨されていたサプリメント(テレビ)

(5)「500ミリリットル、たっぷり1カ月分」と表示しながら、顧客窓口の指示通り飲むと10日分にしかならなかった健康飲料(折込)

(6)「リバウンドなく痩せる」「最後のダイエット」などとうたった美容医療(折込)

(7)「10年以上のブヨブヨですらこんなにすっきりするんだ」「30日間全額返金保証」と表示したサプリメント(ウェブサイト)