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“王道”から“やっかい系”まで..……タイプ別メディアの取り扱い方

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メディアには、いろんなタイプがいる。それぞれの嗜好も違えば、行動の仕方も特性も違う。広報担当者やPR会社からの声をもとに、「あるあるメディアタイプ」として8パターンを挙げ、それぞれのポイントと“取り扱い方”を解説する。

本記事は雑誌「広報会議」2013年12月号に掲載している記事です。

1 こだわりちょっとやっかい系

突っ込めない偏愛主義者

人一倍深いこだわりを持つことから、表現ひとつにとても細かい。下手すると売り込み文句やリリースにもツッコミを入れてくる。基本的に、売り込みにはのりたくない。物に対するこだわりが半端なく、他人の持ち物や服装もさりげなく値踏みする。広告も大事だが、究極を言えば自分たちのモットーを理解してくれる人だけで良いと思っているため、タイアップなどで炎上する場合もしばしば。

2 王道ジャーナリスト系

厳しくも人あたりはよい

正義感の強い律儀なタイプが多い。部下にも厳しく、自分にも厳しい。基本的に売り込みには厳しい目で対応するが、本当に良いと思ったものはきちんと示す。綿密に取材を重ね、調べ上げる傾向にあることから、記事の信頼性も十分。そのため、あいまいな回答や表現にはびしっと指摘を入れる。意外と人あたりが良く、自分が知っていることでも「知ってる感」を極力出さない。

3 張り込み芸能記者系

したたかに潜り込む

裏の裏を暴くのが仕事のため、日頃からあの手この手の作戦を練っている。発表会などで「NGメディア」とカテゴライズされることもしばしば。どうしても取りたいタレントのコメントなどがある場合に締め出されたりすると、機嫌が悪くなることも。基本的には明るく、売り込みの電話対応もからっとしている(が、裏で何を考えているかは分からない)。

4 ミーハー系

ハートをつかめば勝ち

何事にも好奇心旺盛で、元気で快活。慣れるまでは冷たくあしらわれることもあるが、関係性ができると、売り込みにもいちいちリアクション大きめで反応してくれる。とにかく流行に敏感で、ミーハー。お洒落・食・恋愛ネタが大好き。興味を持ったら、自分でまずやってみることから多趣味な人が多い。常に前向きな課題意識を持っていることも特徴。

5 オラオラ追い込み系

場所取りに命を賭ける

どこよりも良い写真を撮るのが必須のため、場所取りへのエネルギーが半端ない。ラフすぎる、ぎりぎりのラインの服装のため、一見メディアとは思えないが重鎮も多いのでご用心。強面が多く、沸点が低め。ちょっとおかしいと思うことや、許せないところがあると、ところかまわず暴言をはく。仕切り役を嫌う傾向にあるが、最低限のマナーはわきまえる。

6 ごりごりモード系

上質で綺麗なもの好き

ハイファッションを身にまとう、おしゃれ上級者。ヒールは常に10cm以上をキープ。爪先まで手を抜かない。「うちのメディアの世界観に合うかどうか」が売り込み採用の第一条件。感度に引っかからない売り込みには冷たくあしらう傾向がある。美しいものが好きで、”良いもの”に対する審美眼はぴかいち。意外に韓流スターやペット好きが多い。

7 爽やか突撃系

愛嬌で体当たり

情報番組のディレクターなどに多い、突然やってきて、爽やかに突撃してくるタイプ。「相手をその気にさせる」能力が高く、人あたりが良く他人の懐にもぐり込むのが上手。ちょっと無理難題を言われても、「まあ仕方がないか」と思わせる愛嬌を持つ。一方、ネタ取りのため、囲み取材NGの場合でもタレントの退場時に突撃したりと、時にブレーキが必要なシーンも。

8 オタク系

もはやネットの住人

起きている時間はずっとネットを見ている。自分の記事に対する、SNSなどでの反応にも敏感。2ちゃんねるの動向や話題のトピックにもかなり詳しい。常にウェブ上でニュースや動きをチェックし、他サイトより1秒でも早く記事を出すことにこだわる。あまり人と会わないので、服装はものすごくラフ。ウェブ上での人の発言に突っ込みを入れたがる特性も。