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コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

「ふつうの人」でもなれる、がむしゃらに、失敗を恐れずに。

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黒木貴啓(フリーライター/編集・ライター養成講座 上級コース 東京教室 修了生)

就職活動では出版業界を志望していたのですが、70社全敗しました。悩んでいた大学4年の12月、ある漫画家さんの忘年会に参加する機会があり、そこでフリーライターの深川岳志さんから電子書籍の魅力についてうかがいました。

電子書籍を使えば自分の言いたいこと、書きたいものを会社に頼らなくても世に出せると知り、この時、フリーライターという働き方に関心を持ち始めました。

自分に欠けていたのは、ものごとの面白さや自分の興味の対象を「伝える力」だったと思うんです。それを身につけたかった、というのが、編集ライター養成講座 上級コースを受講した理由のひとつです。あと、怠け者なので、努力する環境がほしかったこともあります。

鍛えてくれる先生とライバルにもなる仲間を求めて受講を決めました。

講師の米光一成先生は、フェイスブックを利用して開講前から指導してくださいました。初めての課題は講座への志望動機です。今思い返しても、そんなにやる気があったのかよ、と過去の自分に言いたいくらいなんですが、初めてのアドバイスをいただいた、その5時間後にはもう書き直しを提出していました。

悩みつつのやりとりの中で自分がたどり着いたのは、具体的なエピソードを絡めると文章が力を持つことです。同じ「想い」は誰にでも語れる。けれど同じ「思い出」を語る人はいない。そしてさらに、具体的なエピソード、「事実」を偽ることはできない。他の誰にも語れないから興味を持ってもらえる、ごまかしが通用しないから信じてもらえる、だから「伝わる」。

事実のシンプルな強さに初めて気づき、この講座でならこれまで自分を悩ませてきた「伝える力」が手に入ると確信しました。

ライターを目指す上で大切なのは、失敗を恐れずに挑戦すること。文章を否定されるとプライドが傷つきますし怖いですが、それを乗り越え、素直に実践を続ければ、私のような「ふつうの人」でもプロになれるんです。

「書きたい」という想いではなく、機会を見つけて書くこと。「書いた」という実践、事実の積み重ねが力になります。

講座では怖いもの知らずな仲間をたくさん持つことができ、その人たちに自分が変えられた部分もありますね。

黒木貴啓(くろき・たかひろ)
フリーライター。編集・ライター養成講座 上級コース 東京教室 修了生。1988年生まれ。「ねとらぼ」「コブス横丁」ほか、WEBを中心に活躍する。大学卒業後、ライブハウスの受付のバイトをしながら講座に通った。ロックンロールの精神を伝えるライターを目指す。

編集・ライター養成講座 上級コース プロフェッショナル・ライティングクラス
2000年の開校以来、数々のプロフェッショナルを輩出している編集・ライター養成講座。たくさんの人が、講座で培った知識や技術を活かして、編集者、ライターとして活躍しています。
上級コースでは専任講師が全講座を組み立て、少人数制で、開講から修了まで受講生を指導するとこで、各人の専門性や才能を最大限に引き出すことができます。

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