DMP、DSP、SSPとの付き合い方
ところでこの3語は、DMPは「データマネジメントプラットフォーム」、DSPは「ディマンドサイドプラットフォーム」、SSPは「サプライサイドプラットフォーム」の略語です。
DSPとSSPはあなたがデジタル部門で広告売買を実務で担当していなければ知らなくても問題ないでしょう。この2つは分類で言うと1の英訳と3のツールを示しています。
略語は3のツールのことが多く、これ自体は実際に使う人以外に意味はありません。一方DMPは、最近のビッグデータへの関心の高まりから、言葉としてはよく出てきます。「今後DMPの活用の方法」とか「プライベートDMP構築」等。
概念を示す「P」に注目
詳しい説明は専門家に譲るとして、DMPはこの3つの用語の中では、分類3のツールそして5の概念を示しています。
企業が「データ」をどう扱うか(マネジメント)の基盤(プラットフォーム)とは、収集、管理、活用の3つから成り、これまでチャネルやキャンペーンごとに分散していたデータを集め、統一したうえでマーケティングに活用するという「考え方」もしくは「ツール」を指します。
「ツール」としては、DSPやSSPもPのプラットフォームは共通です。このP「基盤」が共通しているからこそ、そのデータの統合ルールや活用の工夫によって、データを「連結すること」自体が重要なのです。
マーケターとして大事なのは、データを一元的に連結しマーケティングに活用するという「考え方」であり、略語を使いこなすことではありません。
そのような視点で、次回からは「概念もの」のデジタルマーケティング用語に注目して解説していきたいと思います。
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