子どもをもうひとり持ちたいけれど、経済的な理由などで躊躇する家族が多いことを背景に、タマホームは2人目出産をテーマにしたCM「ふたりめ会議」を1月19日に公開した。

同社は、民間企業の取り組みとして、日本から少子化問題をなくしたいという想いのもと、2013年10月に「1 more Baby 応援団」を設立している。今回のCMはその活動の一環で、初のテレビCMとなる。

「ふたりめ会議」180秒版

CMの内容は、お金や体力のこと、仕事のことを心配して2人目を生むのをためらう夫婦とその長女が登場し、2人目をどうするかについての家族会議＝「ふたりめ会議」を展開するというもの。2人目を生むのに賛成の父親に対して母親が不満をぶつけ、長女は可愛い妹がほしいと訴える。

やがて3人の前に、未来の弟が突然登場し、家族を驚かせる。未来の弟が提示した、2人目を生む未来・生まない未来の選択肢を前に、夫婦はもう一度じっくり話し合うと長女に告げる。

クリエイティブディレクターを務めたSIXの大八木翼氏は、
「『こどもを生もう。いい未来をつくろう』というひとつのメッセージを大きく振りかざすのではなく、出産・子育てにまつわるいいことも、よくないことも、全国のパパ・ママたちといっしょに悩んで考えていく。そんな、僕ら応援団のスタンスを伝える動画になったらと思ってつくりました。個人的には、トスカーニがつくったベネトンの表現のような、ある種の社会的なアプローチとして受け止められたらうれしい」
とコメントしている。

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