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「ひみつ道具」を再現 富士ゼロックス「四次元ポケットPROJECT」開始

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第一弾は実際に稼働する「セルフしょうぎ」

富士ゼロックスは29日、中堅・中小企業の技術を組み合わせ、マンガ『ドラえもん』に登場する「ひみつ道具」を再現する「四次元ポケットPROJECT」の広告展開を始めた。同社が提供する、ドキュメント共有クラウドサービス「Working Folder」ほか、企業間連携を支援するITソリューションのアピールが目的。

第一弾は将棋の相手をしてくれる道具「セルフしょうぎ(将棋)」。制作に関わった6人とともに撮影した新聞広告を、同日付日本経済新聞朝刊ほか、地方紙に出稿した。テレビCMは2月6日からオンエア、今後は雑誌広告の展開も控える。広告会社は電通。

原作の「セルフしょうぎ」はコンピューターを内蔵した設定で、将棋盤を見る「やじうまアイ」、手を指す「マジックハンド」を備える。これらを再現するために、将棋プログラムや画像解析で盤面状況を認識するカメラ、手を指したり、「成駒」で駒をひっくり返したりするロボットアームを設計・制作した。その際、設計図面の共有や、駒デザインと画像認識システムの調整などに、富士ゼロックスのソリューションを活用したという。

「セルフしょうぎ」は、富士ゼロックス主催のイベント会場で公開する計画もある。今後も第二弾の制作を予定しているという。時期は未定。

広告に登場した制作者。左から橋本俊行、嶋田民男、佐藤弘康、鎌田貴史、中島正晴、木村匡孝ら各氏。

「セルフしょうぎ」実機。背面には原作どおり、トイレットペーパーも備えつけている。