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「TAKEO PAPER SHOW 2014」5月に開催決定、テーマは「SUBTLE」

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竹尾は、2011年以来2年半ぶりとなる「TAKEO PAPER SHOW(竹尾ペーパーショウ) 2014」を、今年5月25日から開催すると発表した。第47回目となる今回は「SUBTLE(サトル)」がテーマ。

タイトルロゴ

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展示作品イメージビジュアル 原研哉「チョコレートの帽子」

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原研哉「チョコレートの帽子」

展示作品イメージビジュアル 中村竜治「コントロール」

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中村竜治「コントロール」

展示作品イメージビジュアル 色部義昭「I HATE U I LOVE U」

展示作品イメージビジュアル
色部義昭「I HATE U I LOVE U」

「SUBTLE」とは、「微妙な」「かすかな」「鋭敏な」などを指す単語。会場は東雲の大型アートスペース「TOLOT/heuristic SHINONOME」となる。

会場は4部構成となっており、第1部では「クリエイション」をテーマに、15名のクリエイターが「SUBTLE」をテーマにしたクリエイションを提示する。参加クリエイターは、建築家の中村竜治氏、アートディレクターの色部義昭氏、葛西薫氏、美術家の冨井大裕氏など。

展示物は全て180×80センチメートルのテーブル状の台に展示される。この面積内で、かつ厚さ15ミリメートル内という、ユニークな規格に収まるサイズで制作されるという。展示は東京を皮切りに国内外で巡回展示を行う予定であることから、軽量で運びやすい機動性を重視した。

第2部は「コレクション」がテーマで、紙がこれまで人類に引き起こしてきた様々な感覚や営みを、事例を集めながら編集して見せていく。「ほとばしる」「したためる」「敷く」「折る」「もったいをつける」などの20のテーマのもと、書やカリグラフィー、パッケージ、封筒、角砂糖の包み紙などを展示する。

第3部では、2011年以降の竹尾の新製品、近日発売の紙などを紹介。第4部は「紙の肖像」と称して、写真家上田義彦氏が撮り下ろした紙の肖像写真を16点大判で展示する予定だ。展示全体の企画・構成は原研哉氏が行った。

3月12日に行われた記者発表にて原氏は「『SUBTLE』というテーマは、紙が繊細であるという意味ではない。紙が揺り起こす人の感覚こそが繊細で、紙というものを手にして以来、紙は人間に種々の繊細な感覚を呼び起こし、人間のクリエイションをはぐくんできた。その価値を託す言葉として『SUBTLE』を選んだ」と説明した。

竹尾の代表取締役社長の竹尾稠氏は「アートの発表の場でもなく、単なる新製品の発表の場でもない。紙の感性に触れ、紙に対する認識を改める場にする。日本の中心である東京から、世界に向けて紙の魅力を発信したい」と述べた。

会期は5月25日から6月1日までの8日間で、これまでの3日間と比べて大幅に延長。さらに、2~3年かけて各地を巡回し、今後は2年ないし3年に1回のペースで開催していくという。

TAKEO PAPER SHOW 2014 「SUBTLE」

会期:2014年5月25日~6月1日 11:00−20:00
会場:TOLOT/heuristic SHINONOME(トロット/ヒューリスティック東雲)東京都江東区東雲2-9-13 2F
主催:株式会社 竹尾
企画/構成:原 研哉+株式会社日本デザインセンター原デザイン研究所
運営協力:TOLOT
参加クリエイター:
石上純也/色部義昭/上田義彦/葛西 薫/田中義久/冨井大裕/トラフ建築設計事務所/中村竜治/ノイズ/服部一成/ハム・ジナ/原 研哉/三澤 遥/皆川 明/宮田 裕美詠/寄藤文平/和田 淳