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コラム

デジタルマーケティング用語辞典

絶妙な距離感でつきあう方法:エンゲージメント

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エンゲージメントはデジタルの価値を向上するもの

エンゲージメントはリレーションという言葉よりもポジティブで、それ自体ブランドにとってプラスというベクトルですが、ロイヤリティという言葉よりはブランドとの直接的なかかわりを意味していません。

たとえばブランドが提供するコンテンツに対するエンゲージメントとは言いますが、ロイヤリティとは言いません。このような視点でみるとデジタルマーケティングは直接的な結果には結びつかない中間指標としてエンゲージメントに近いものが山ほどトラッキングできることがわかります。クリック数、ページビュー、滞在時間、視聴時間、検索数などなど。従来テクニカルなタームであったものをこのエンゲージメントという言葉にすることによって、よりマーケティングのコンセプトとして把握できるようになり、その価値を向上することがこの言葉の本来の意義だといえます。

センチメント(感情)もエンゲージメントのひとつ

同様にソーシャルメディアのモニタリングによく出てくるセンチメント(感情)分析というのも、広い意味でデジタルでのエンゲージメントにかかわる言葉です。デジタルマーケティングは数値ばかりで体験や感情というものが見えず、とっつきにくいと感じていた人にとっては、センチメントのようなテキストマイニングによって見出されたエンゲージメントの指標は、その価値を向上させるものだと考えます。

このようないままであまり言語化や指標化しにくかったものをデジタルマーケティングでは「見える化」する技術が向上しています。その絶妙な距離感をもとに顧客とのマーケティングへいかに活かすかがカギとなってきます。その意味でこれらの新しい顧客との付き合い方に、きちんと向きあっていくことが益々求められるようになるでしょう。