グラフィック広告やWebの制作会社らで構成される「日本広告制作協会」(OAC)は、東日本大震災の被災地への支援活動として、被災地に贈るカレンダーの制作費などの一部を一般から募集している。不特定多数から小口の資金を募る「クラウドファンディング」の手法を用いて、6月14日までに200万円を集めたい考え。
「クリエイティブの力で行うボランティア活動(クリボラ)」とのコンセプトで、OACが2006年から毎年行う「クリボラ活動」の一環。当初は「子どものHIV/エイズ撲滅」や「地球環境問題」などの啓発ポスターを制作していたが、東日本大震災発生後の12年からは、被災地の岩手県大槌町の仮設住宅や集会所で使えるカレンダーと義援金を2年連続で贈っている。
今年度の計画によると、大槌町の小学生が線描きした町の風景や行事、特産物などの素材をもとに、OAC会員社のデザイナーがデザイン処理を施し2015年のカレンダーに仕上げる。2000部を印刷し、うち1000部を大槌町に提供するほか、1000部をチャリティ販売などに使う。秋に都内でカレンダー展を開き、販売したカレンダーの収益も大槌町に寄付する。
これまで2年間も大槌町にカレンダーを贈ってきたが、好評を得たため今年も継続する。地元の子どもとのコラボレーションは今回が初めて。カレンダーを都内で販売することで、首都圏在住者に大槌の魅力を伝える一助にもしたいという。
デザインは会員社のボランティアで行うが、印刷と展覧会開催、現地への出張費用などで300万円が必要になる。そのうち200万円を寄付で集める計画。
寄付はクラウドファンディングサイト「READY FOR?」を通して受け付けている。金額は、3000円、1万円、3万円、10万円の4種類。
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