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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

カレー屋ではなく、トンカツ屋のカツカレー。

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[寄稿者一覧はこちら]

【前回の記事「37歳からコピーライターになる。」はこちら】

栗原勲(大洋印刷 クリエイティブディレクター・コピーライター)

ようやくフランクフルトから戻ってきて、東京モノレールの車内でこのコラムを書いています。
すみません、嘘つきました。なんかこういうこと書いてみたかったのです。でも東京モノレールに乗っているのは嘘じゃありません。僕が所属する大洋印刷は、2013年に浜松町から東京モノレール沿線の「昭和島」に移転しました。この島は大田区の湾岸に位置する工業用地のみの島で、世界にひとつしかないモノをつくる達人のための島です。だからモノづくりの邪魔になるようなものは一切ありません。カフェや飲み屋やコンビニ、住人さえも。・・・あ、誰かハンカチ持っていませんか。
そんなストイックな印刷会社ですが、クリエイティブの制作部署があるのです。僕はそこでコピーライターをやっているというわけです。
印刷会社のコピーライター。イメージにないと思います。たいていのコピーライターは、広告会社やプロダクション、メーカーに所属する、またはフリーでお仕事をしていることでしょう。どこの印刷会社にもたいていデザイン制作部はあるのですが、コピーライターがいる印刷会社はめずらしいですよね。17年この業界にいる僕もあまり聞いたことがありません。どこにいてもコピーは書けると言われますが、印刷会社にいてもコピーは書けるのですね。

ぺんてるの修正テープ「カチット」。秘密の機能をもった修正テープなので、コピーも隠しちゃいました。

十文字学園女子大学オープンキャンパスのリーフレット。物語のはじまりをイメージ。

次ページ 「印刷会社のクリエイティブにどんなイメージが湧くでしょうか。」に続く