大阪コピーライターズ・クラブ（OCC）は、5月24日、25日に「2014 OCC賞」の審査会を開き、受賞者を決定した。
グランプリにあたるOCCクラブ賞は、中治信博氏（ワトソン・クリック）・古川雅之氏（電通）が手がけた大日本除虫菊のWEBムービー・テレビCMと、左俊幸氏（電通九州）による大分県のテレビCM「おんせん県って言っちゃいましたけん」の2作品。
また準クラブ賞は、和久田昌裕氏（電通九州）による熊本県のキャンペーン「くまモンほっぺ紛失事件」が受賞した。

審査委員長を務めた古川雅之氏は今回の審査について「OCCはじめての試みとして会員の選挙で審査員を選んだため、自分たちの選択眼が審査されているかのごとく、みな真剣で、とても暑苦しい審査会でした。関西以外からの応募も年々増え、レベルの高い作品がひしめく中、審査員それぞれの広告観をさらけだしての議論が白熱しました」と感想を述べた。

主な受賞作品は以下の通り（受賞者、広告主、作品名の順）。

【OCCクラブ賞】

• 中治信博（ワトソン・クリック）・古川雅之（電通関西支社）/大日本除虫菊/「ベンキー　シロイシ」「さよならの文字」
• 左俊幸（電通九州）/大分県/「おんせん県って言っちゃいましたけん」

　　

【OCC準クラブ賞】

和久田昌裕氏（電通九州）/熊本県/「くまモンほっぺ紛失事件」

【OCC賞】

• 中尾孝年（電通関西支社）・佐山太一（電通関西支社）・茗荷恭平（電通関西支社）・岡野鉄平（電通関西支社）/塩野義製薬/もしもブラマヨの吉田がもっと早く皮フ科へ行っていたら「トレンディー吉田」「吉田vs吉田」「漫才」
• 左俊幸（電通九州）/五ヶ瀬ハイランド/「五ヶ瀬ハイランドスキー場」
• 東田崇（電通関西支社）/イシダ/「国生さゆり　値下げ篇」他
• 西村和久（電通）/清香園/「ジョージとシーザー」
• 和久田昌裕（電通九州）/西部電気工業/「誰も知らない西部電気工業」
• 廣瀬泰三（電通関西支社）/ロート製薬/「クレーム対策」
• 田中真輝（電通関西支社）/江崎グリコ/「わかちあう人生」
• 田中幹（博報堂関西支社）/ヒガシマル醤油/「ちょっとで終わるちょっと劇場」
• 森川日出男（電通中部支社）/テレビ愛知/「動く別荘」他
• 尾崎敬久（電通中部支社）/愛知県/「『人権』について考えよう。」
• 佐藤朝子（電通関西支社おかんカンパニー）/NPO法人ノーベル/「病児保育、という選択があります」
• 山崎英生（電通）/日本サブウェイ/「TOKYO SUBWAY MAP」
• 田中有史（田中有史OFFICE）/菊太屋米穀店/「カレーのライス」
• 眞鍋海里（BBDO J WEST）/オートウェイ/「雪道コワイ」
• 河西智彦（博報堂）/UHA味覚糖/地球外生命体向けSPACE ADキャンペーン
• 河西智彦（博報堂）・竹上淳志（博報堂関西支社）・田中　幹（博報堂関西支社）/京阪電気鉄道/ひらかたパーク2013年 年間キャンペーン
• 新志康介（電通中部支社）・和田佳菜子（電通中部支社）/サントリーほか50の協賛企業
  /交通事故死者数11年連続ワースト1防止プロジェクト

【OCC MOP賞（Most Osaka Prize/審査委員長賞）】

正樂地 咲（電通中部支社）/公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン/「ドキュメンタリー説明」「ドキュメンタリー薬」「ドキュメンタリー自分のこと」
佐藤雄介（電通）/ワーナーミュージック・ジャパン/「そこは、コブクロ聴きませんか？」

【OCC最高新人賞】

山本隆博（シャープ）/シャープ/「スマホのPRと共感」

【OCC新人賞】

• 森昭太（電通テック）/タカラトミーアーツ/「考えない人」他
• 福岡郷介（電通）/ニッポン放送/「将棋 篇」　他
• 佐久間英彰（博報堂関西支社）/タキロン/「タキロン？もっと有名な会社に出たかったな。」　他
• 福田晴久（電通中部支社）/日本オプティカル/「顕微鏡のぞきやすいぜ。メガネを遠ざけて目を小さくする遊びができるぜ。」他
• 新井奈生（電通）/新潮社/「君の坊っちゃんは、とんがり鼻。僕の坊っちゃんは、団子鼻。」　他
• 吹上洋佑（電通関西支社）/上田安子服飾専門学校/「広告篇」　他
• 谷野栄治（ライトパブリシティ）/日本教育大学院大学/「先生は『がんばろう』を言い換える名人であってほしい。」他
• 本田守武（リクルートコミュニケーションズ）/ダイナム/「イメージ以外、優良企業。」　他

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