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コラム

全広連名古屋大会 特集

地域から日本を元気に——全日本広告連盟・大平明理事長

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【前回のコラム】「中部の経済動向と愛知企業の戦略」はこちら

広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。

全日本広告連盟 大平 明 理事長

「第62回全日本広告連盟名古屋大会」は、お陰さまで盛会のうちに幕を閉じることができました。本大会に向けて、万全の準備を進めてこられました大会組織委員会、そして愛知広告協会をはじめとする関係者の皆様方に対して心から御礼を申し上げます。

本大会のテーマである「『愛』に来い。『知』を語れ。日本のど真ん中広告会議~発信しよう。ものづくりの地から、ものがたりのチカラ~」には、名古屋からコミュニケーションの力を全国に発信しようという熱いメッセージが込められているとうかがいました。日本経済が徐々に上昇気流に乗りつつある今、国内製造業をけん引する名古屋の地で、ご参加の皆様方と共に新しい時代の広告、コミュニケーションのあり方について意見を交換し、全国各地で新しい産業を元気づける活動の拠点になれば、この大会は大変意義のあるものになったと言えるでしょう。

さて、全広連は昨年、創設メンバーの一員でもある愛知広告協会と共に創立60周年を迎えることができました。新生全広連の一歩を踏み出す今年、39年ぶりに名古屋の地で全広連大会が開催されたことを大変嬉しく存じます。

全広連は、広告主、媒体社、広告会社、広告関連会社で構成する全国37地域の広告協会を会員とする、日本最大の総合広告団体です。半世紀を超えて社団法人として活動してきましたが、公益法人制度改革に伴い、2012年4月に公益社団法人に移行しました。13年には創立60周年を迎え、これを記念してシンボルマークを一新するなど、次なる一歩を踏み出しています。

春の全広連大会のほか、夏の「全広連夏期広告大学」、秋の「全広連秋のシンポジウム」が活動の三本柱です。このほか、各地広告協会の要望に応え、各種セミナーや講演会への講師派遣を年間十数カ所で行っています。

国際関係では、全広連は日本を代表してアジア広告協会連盟(AFAA)に加盟し、2年に一度開かれるアジア広告会議に参加しています。昨年はベトナムのハノイで開催され、来年は台北で行われます。毎年3月にタイのパタヤで開かれるアジア太平洋広告祭(アドフェスト)にも参画し、「ヤング・ロータス・ワークショップ」というコンペティションに全広連が主催して日本代表の選出と派遣を行っています。

顕彰活動は、地域の活性化に貢献した優れた広告活動をたたえる「全広連鈴木三郎助大賞」のほか、「全広連鈴木三郎助地域賞」、「全広連日本宣伝賞」があります。

公益社団法人に移行して3年目を迎えた全広連は、本年度も活動目標「広告の元気は、ニッポンの元気。」を掲げ、広告の力を最大限に発揮し、積極的に事業に取り組んでまいります。

今後とも関係各位の益々のご支援とご協力をお願い申し上げます。