コラム

全広連名古屋大会 特集

全広連日本宣伝賞贈呈——広告界発展の功労を称える

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広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。

広告主、メディア、広告会社、クリエイターとそれぞれ異なる立場から、広告界の発展に貢献した個人や団体を顕彰する「全広連日本宣伝賞」の贈呈が大会式典で行われた。広告主対象の「松下賞」は大和ハウス工業の樋口武男会長が、メディア関係者対象の「正力賞」はスタジオジブリの鈴木敏夫代表取締役、広告会社対象の「吉田賞」は大広の高野功相談役、クリエイター対象の「山名賞」は美術家の横尾忠則氏がそれぞれ選ばれた。

挨拶するスタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏

正力賞を受賞した鈴木敏夫氏は、「正力(松太郎)さんは本当にいろんなことをおやりになった方。受賞の知らせを聞いて、二つ返事で『有難く頂きます』と答えた」と喜びを表した。鈴木氏は、名古屋出身であることを明かした上で、「この賞をいただき、何かジャイアンツに勝ったような気がした」と話し、会場を沸かせた。吉田賞の高野功氏は、「この業界で46年が経つが、仕事で一緒に汗をかいた同僚や仕事仲間、制作会社の皆さん、そしてメディアやクライアントに恵まれた」と周囲への感謝を表した。

松下賞の樋口武男氏(大和ハウス工業の山本誠取締役常務執行役員が代読)は、「日本の広告界と経済界を盛り上げてほしいという叱咤激励のメッセージと受け止め、謹んでお受けします」とコメントした。また販売への直接的な後押しを目的とした広告ではなく、企業の認知度アップや理念への共感を促す目的でコミュニケーション活動を展開していると強調。「結果として幅広い事業全体の支援にもつながる」とした。

山名賞の横尾忠則氏(アートディレクターの天野幾雄氏が代読)は、「画家に転向して34年が経ち、デザインとのかかわりは途絶えてしまったが、今回の受賞で突然デザイン界から呼び戻された気持ち」と述べた。

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