【前回のコラム】「全広連日本宣伝賞贈呈——広告界発展の功労を称える」はこちら
広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。
来春の北陸新幹線開業を記念

金沢の芸妓による踊りが披露された

北陸新幹線開業PRキャラクター「ひゃくまんさん」も登場し、会場を盛り上げた
「来年は新幹線で金沢にお越しください」——。名古屋大会の式典の最後に、次回開催地の金沢を代表して高澤基・金沢広告協会会長(北國新聞社社長)が呼びかけた。金沢の三つの茶屋街の芸妓による華やかな踊りが披露されたほか、北陸新幹線開業に伴う石川県のPRキャラクター「ひゃくまんさん」が登場し、場を盛り上げた。

金沢大会のロゴ
次回の全広連大会は2015年5月20日~22日に金沢市の「石川県立音楽堂コンサートホール」で行われる。テーマは、「金沢発。広告の『かがやき』と、五感の、お・も・て・な・し」。金沢での開催は、05年の第53回以来10年ぶり3回目となる。
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金沢で広告人の五感磨こう——高澤基・金沢広告協会会長

金沢広告協会の高澤基会長
2015年3月に北陸新幹線が金沢まで延伸します。開業を記念し、次回は金沢で全広連大会を開催いたします。
北陸新幹線の金沢開業で、東京と金沢が約2時間半で結ばれます。1日5万人を運ぶインフラができることによって、経済、観光双方の側面から大きな期待が寄せられています。
新型車両は、E7系とW7系の2種類があります。EはEast(東)で、WはWest(西)。つまりJR東日本とJR西日本が初めて共同開発したのが北陸新幹線です。設計思想は、日本の伝統と最新技術を融合させた「『和』の未来」。東海道新幹線の「のぞみ」に当たる速達型の名称は「かがやき」に決まっています。私たちはこの2つを足して「『和』の未来はかがやいている」と言っています。