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コラム

私家版・「通販コピー塾」

コピーを「話す」ように書いてみると…

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書き言葉よりも親しみやすいのはいいのですが、あまりくだけた表現は馴れ馴れしいと思われて逆効果です。先ほどのオノマトペも、使い過ぎればボキャブラリーの少ない軽い人だとバカにされてしまうかもしれません。媒体やターゲットによって、読み手との距離感を意識すること。

それから、友人とのおしゃべりではあまり気にならない「ら抜き」言葉や「い抜き」言葉(喜んでいます→喜んでます)などは、文章になると悪い意味で際立ちます(テレビのインタビューも字幕では直しますもんね!)。最近よく指摘される、新商品のほうをご紹介、千円からお預かり、こちらがSサイズの大きさになります、なども要注意です。

コピーで大切なことは、わかりやすくスムーズに読み進めてもらうことなので、言葉づかいの厳密な正誤に神経質にならなくてもいいと思いますが、無用に読み手を不審がらせるのはソンなだけです。世代にかかわらず誰にでも受け入れられる言葉を選ぶこと。

真逆?う〜ん、みんな当たり前のように使っているけど、一応「正反対」としておこう!…こんな感じです。でも、無意識に使っている自分の話し言葉がまちがっていたら気をつけようがありませんから、日頃から言葉の選び方には敏感でありたいですね。

ぜひ一度、自分の「話し言葉」通りに、コピーを書いてみることをおすすめします。読みやすさ、わかりやすさ以前に、「書きやすさ」の発見があるかもしれません。


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