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コラム

広告、月へ行く。〜宇宙は、もう未来じゃない。

「宇宙談義」Vol.2~宇宙ゴミの問題を広告で解決するには?

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宇宙の問題を身近にするために必要な「広告コミュニケーション」のスキル

細川:
ちなみに、1m以上の大きさのデブリの位置は地上から把握できているんですよね。ぶつかりそうになったら衛星に軌道修正の指示を出してますよね。

岡田:
ええ。ですが、2009年にアメリカとロシアの人工衛星が正面衝突した事故は、当初600メートル差ですれ違うという計算だったんです。なのに、ぶつかった。つまり地上からの観測じゃ誤差があるということなんですね。
今年の頭にあった爆発の分析すらまだ終わってません。終わる前に次の爆発が起きてしまう状況なんです。

細川:
なぜみんな除去しようと言わないのでしょうか?

岡田:
みんな除去しなきゃ!とは思ってるんです。
宇宙学会ではデブリのセッションがフルで2日あったりするが、やっぱり宇宙業界の外への問題提起がうまく機能していませんね。
メディアにとりあげてもらうための、どう見せるか、などの翻訳はもっとうまくできるはずだと思います。
今回のポカリのプロジェクトのように、世の中の目線で翻訳しなければ広がっていかないと思います。

細川:
そういう「翻訳」的な動きをしているひとは今までいなかった。ここは広告コミュニケーションで鍛えてきたスキルをいかせる場所だと思うんですね。僕自身がやっていかなきゃ!って強く思っています。

岡田:
ぜひ!!!

→次回に続く