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民放連ほか広告3団体が字幕CM普及で協議会を立ち上げ

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日本民間放送連盟(民放連)と日本広告業協会、日本アドバタイザーズ協会の3団体は28日、「字幕付きCM普及推進協議会」(字幕CM協議会)を同日付で設立したと発表した。民放キー局を皮切りに、聴覚障害者にも理解できるテレビCMを放映できる基盤整備を業界を挙げて進める。

テレビ番組ではリモコン操作で字幕表示ができるよう対応が進んでいるが、テレビCMについては一部広告主が独自で取り組んでいるのみ。字幕の制作や放送設備のシステム整備などを行い、1社提供枠については2015年3月までに運用体制を確立する方針。複数社提供の番組についても順次進めていく。同時にガイドラインの作成など広告主やCM制作関係者への普及促進に取り組む。

協議会の運営委員長には、民放連の塩野弥千夫・CM運行検討将委員長(日本テレビ営業局長)が就任した。また広告主やCM制作関係者、放送関係者を対象に、字幕CM普及に向けた展望と課題について共有することを目的としたセミナーを12月9日に都内で開催する。11月初旬に日本アドバタイザーズ協会のサイト上で受付開始する。

字幕CMをめぐっては、花王やパナソニック、ライオン、NTTドコモなど十数社がトライアルで実施している。パナソニックは2010年、国内で初めて地上波デジタル放送で字幕CMを放映。花王はすでに900本以上のCMを字幕化しているという。


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